水槽の掃除について!水槽の掃除の頻度や手順について紹介!!
熱帯魚を飼育する際に特に大変なのが水槽の掃除だと思います。綺麗な水質を維持する為や水景を維持する為には掃除は欠かせません。定期的に掃除をしていないとコケが生えたり、カビが生えたりして水質が悪化するだけでなく、水景も悪くなります。今回の記事では水槽の掃除の手順についてを紹介します。
水槽を掃除しないと水質が悪化してしまうので飼っている熱帯魚も弱ってしまいます。水槽の水質が安定すれば、コケも生えずらくなるので、自然と水槽の掃除の頻度も少なくなってきます。
水槽の掃除は手順を覚えれば掃除の時間も短縮させることもでき、飼育が楽になります。
今回の記事では水槽の掃除方法を紹介するので、アクアリウムを始めようと思う方はぜひ読んでみてください。
水槽の掃除をする頻度について
飼育している熱帯魚の種類や飼育している数、使用している濾過フィルターの種類によっても変わってきますが、基本的には1〜2週間に1回ほどは水換えを行う必要があります。
飼育している熱帯魚の量が多かったり、中型〜大型の熱帯魚を飼育していて、フンの量が多い場合は水が汚れやすいので、水換えの頻度は多くなります。
水槽の掃除は水換えの際に行うのが一般的です。濾過フィルターは水換えをする時に毎回掃除する必要あありません。濾過フィルターは使用しいる種類にもよりますが、3ヶ月に1度ぐらい水換えとは違うタイミングで行うようにしましょう。
水槽が汚れる原因について
水槽が汚れる主な原因は餌の与えすぎです。
熱帯魚を飼育している場合は当たり前ですが、熱帯魚用の餌を与えると思います。熱帯魚用の餌は苔の栄養素にもなってしまうので、餌を与えすぎると水槽内に栄養素が増えてしまい苔などの植物性プランクトンが増えてしまいます。
また、太陽光や照明などが必要以上に当たっている場合も苔は生えやすくなります。
苔がすぐに生えてしまう場合は太陽光が当たっていたり、餌を与えすぎていると思うので、餌の量を少なくして、食べきれる量の餌を与えるようにしましょう。
水槽を掃除する際の注意点
水槽を掃除するときにはいくつか注意が必要です。簡単に水換えをする際の注意点を紹介します。
水換えは3割ほどに抑える
水換えをする際は飼育水を全て交換したりしないようにしましょう。
1度に水換えをして新しく入れる水の量は全体の3割ほどがオススメです。水換えをする量が多いと水質が急激に変化してしまい生体に負担がかかります。
また、水槽内にはバクテリアが繁殖していますが、水を抜くときバクテリアも同時に排出してしまい、水質が悪化してしまう原因になります。
底砂の掃除は半分ほどに
底砂を掃除する際も全ては掃除せず、半分ほどに抑えましょう。
プロホースなどで底砂に詰まったゴミを吸い出すときにバクテリアも一緒に排出されてしまいます。底砂にはバクテリアの数も多いです。底砂を一度に掃除してしまうとバクテリアの数は減ってしまうので、底砂の掃除は半分づつにしましょう。
熱帯魚は移動させない
水槽を掃除する際は、飼育水が濁って汚れてしまうので、生体をバケツなどに移動させる人も多いと思います。
ただ、網などで掬って取り出そうとすると熱帯魚にストレスを与えてしまいます。無理に網で追い回すよりも水槽に入れたまま掃除するのがオススメです。
水槽内を大掃除する場合やレイアウトを変更する場合など、普段よりも時間がかかる時以外には水槽から取り出す必要ありません。
水槽を掃除する手順について
水槽の掃除の手順について紹介します。
フィルターの電源を落とす
掃除をする際は濾過フィルターの電源は切っておきましょう。濾過フィルターが稼働しているとコケがろ過フィルターの中に入ってしまい、せっかく掃除しても濾過フィルターが汚れてしまいます。
水槽内の汚れ・コケの掃除
まずは水槽内のコケ掃除をしましょう。
水槽内のコケを取るときはシリコンヘラやメラミンスポンジを使って擦るのがオススメです。アクリル製の水槽だとシリコンヘラで傷がついてしまうことがあります。また、ガラス水槽でもシリコン部分が傷ついてしまうことがあるので、シリコン部分はメラミンスポンジで掃除するようにしましょう。
普通のスポンジでアクリル水槽を掃除すると細かい傷がついてしまうので、アクリル水槽を掃除する際はメラミンスポンジを使用してください。メラミンスポンジを使用するときはちゃんと濡らしてから使ってください。乾いているメラミンスポンジを使うと細かい傷がついてしまいます。
直射日光が当たっていたり、照明をつける時間が長かったりするとコケが生えやすくなるので、水槽の設置場所には注意してください。
ガラス面によくコケが生えてしまう場合はオトシンクルスなどのコケを食べてくれる正体を飼育するのがいオススメです。オトシンクルスの飼育方法は下記で紹介しているので、そちらも読んでみてください。
【オトシンクルスを飼おう!!】オトシンクルスの特徴と飼育方法を紹介!!
底床・底砂を掃除する
水槽の底には熱帯魚のフンや食べ残しなどが沈殿しています。
これはアンモニアを発生させて水を悪化させるので、定期的に掃除をする必要があります。なるべく放置をしないことで、アンモニア濃度を下げることができるので、底砂の掃除や底床の掃除をするようにしましょう。
底床や底砂を掃除する場合はスポイトやプロホースを使って掃除してください。水槽から取り出して掃除をする必要はありません。
プロホースを使って水換えをするときに、底砂の隙間に入っているゴミを吸い出すことで底砂内を綺麗にすることができます。底床の掃除をする場合はスポイトを使ってゴミを吸い出すのが簡単でオススメです。
先ほども紹介しましたが、底砂は全て掃除しないで半分程度に抑えましょう。底砂にもたくさんのバクテリアがいます。全ての底砂を掃除するとバクテリアの数が減ってしまい、水質が悪化しやすくなってしまいます。
水槽の水を抜く
底砂を掃除しても排出する水の量が少なければ、プロホースなどで飼育水を排出してください。
最初にも紹介していますが、排出する水の量は水槽の水量の3割ほどにとどめておきましょう。水を抜きすぎると水質が安定しないので気をつけてください。
飼育水の汚れが激しい場合でも変える水の量は半分ほどに抑えてください。
水換え
水を抜いたら水を足して掃除は終わりです。バケツなどから直接水槽に水を注いでください。
水換えをする際はカルキ抜きした水を用意してください。水槽水には塩素が入っています。塩素はバクテリアや生体に有害です。また、注ぐ水は飼育水と同じぐらいの水温にしてください。水温が急激に変化すると生体にストレスになってしまいます。
水を注ぐ際は底砂がまったり、水草やレイアウトが崩れないようにゆっくり優しく注いでください。
濾過フィルターの掃除
濾過フィルターは3ヶ月に1度ほど掃除してください。
フィルターには色々な種類があります。種類は多いですが、フィルターを掃除する時の注意点はほとんど同じです。水槽の濾過には生物濾過と物理濾過があります。この2つの濾過をうまく機能させることで、水質を安定させることができます。
濾過フィルターは生物濾過と物理濾過の両方を行うので、水質を安定させるために重要です。
濾過フィルターを掃除するときは、物理濾過をちゃんと機能させるために、ろ材の目詰まりを取りぞのく必要があります。
なので、フィルターを開けたらウールマットや濾過材を水槽内の水やカルキを抜いた水で軽くすすいで洗ってください。このときに水道水で洗うと濾過材に繁殖したバクテリアが死んでしまうので注意してください。
また、濾過材は全部洗わずに、半分ずつ洗うことで、バクテリアが少なくなることを防ぐことができます。濾過材を半分ずつ洗うのは面倒ですが、バクテリアが減りづらいので、できれば半分ずつ洗うのがいいと思います。
水槽が汚れないようにしよう
水槽の汚れを防止するのに1番大切なのが、餌を与えすぎないことが大切です。
餌を与えすぎるとフンも増えるし食べ残しも増えるので、餌は適量か少し少なめが良いと思います。
熱帯魚に限らず生き物にとって食べ過ぎは寿命を縮めます。人間も腹八分目が良いと言うように熱帯魚も食べ過ぎは良くありません。
なので、餌は与えすぎないようにしましょう。また、餌の食べ残しやフンなどが水槽にそこにあったら水槽用のスポイトなどで吸い取ると水質が悪化しづらいので、定期的に吸い取るようにしましょう。
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