オトシンクルスの飼育について!オトシンの餌や混泳、種類について紹介!!
オトシンクルスって知っていますか?オトシンクルスはナマズの仲間なのですが、水槽のコケ対策によく飼われている魚です。体長も小さくて小型の水槽でも飼いやすいのでよく飼育される熱帯魚です。今回の記事では、オトシンクルスの特徴と飼育方法を紹介します。
オトシンクルスは値段も安く体も丈夫なので、色々な魚の混泳相手として良く飼われています。性格も大人しいので、オトシンクルスを虐める相手じゃなければ、どんな魚とも混泳させることができます。
オトシンクルスは植物性の食べ物を好んで食べるので、水槽のガラス面についているコケなどを好んで食べます。中には水草などを食べてしまうオトシンクルスの仲間もいます。
今回の記事では、オトシンクルスの特徴と飼育方法を紹介するので、コケ取り対策やプレコやコリドラスなどの魚の混泳相手を探している人はぜひ読んでみてください。
それではオトシンクルスの特徴と飼育方法を紹介します。
オトシンクルスの特徴
オトシンクルスはプレコやコリドラスと同じでナマズの仲間です。植物性の餌を好んで食べるので、水槽のガラス面や流木などについているコケを吸盤状の口を使って食べてくれます。
水槽のコケを食べてくれるので、水槽の掃除役として色々な魚と一緒に飼育されることがあります。水槽のガラス面以外にも、水草についているコケも食べてくれるので、オトシンクルスがいるだけで水槽の掃除がすごく楽になります。
草食性の餌を好む熱帯魚ですが、柔らかい植物を好んで食べるので、水草を食べることはあまりありません。水草は食べずにコケだけを食べてくれるので、水草水槽に導入されることの多い熱帯魚です。
コケ以外にも植物性のものなら結構何でも食べます。ほうれん草やキュウリなどを水槽に入れてあげても、元気に食べる姿がみられます。
体も丈夫なので、病気にもなりにくいのでアクアリウム初心者の人でも簡単に飼育することができます。
販売価格について
ホームセンターなどでも販売しているほどたくさん流通していて、値段も500円ほどと手頃なのでとても飼いやすいと思います。
体長について
体長は種類にもよりますが、2〜10㎝程度にしか大きくなりません。並オトシンは5cm程度までしか成長しないので、小型水槽でも飼育しやすいです。
コケ取り生体として有名なセルフィンプレコは大きく成長してしまうので、小型水槽のコケとり役として飼育するならオトシンクルスがオススメです。
寿命について
寿命も3年ぐらいと短いので、長く飼育することはできませんが、病気にもなりづらく体も丈夫なので、初心者の方にオススメの熱帯魚です。
オトシン・ネグロであれば繁殖を狙うこともできるので、繁殖に挑戦してみたい方はオトシンネグロを飼育するのがいいと思います。
オトシンクルスの種類
オトシンクルスには有名なもので、オトシン・ネグロとオトシン・ヴィッタータスの2種類がいます。ヴィッタータスがいわゆるスタンダードなオトシンです。ネグロもオトシンクルス同様に体の丈夫な種類なので、初心者でも飼育しやすい熱帯魚です。
他にもニューゼブラオトシンやニュージャイアントオトシンなどの種類がいます。簡単にオトシンクルスの種類について紹介します。
オトシンクルス
ヴィッタータスやアフィニシス、ヴィスティスなどが区別されることなくオトシンクルスや並オトシンの名前で販売されています。
品種によって少し模様が違うだけで、飼育方法や体長は同じです。体長はいずれも5cmほどで、小型水槽のコケ取り生体として人気があります。
オトシンクルス・ネグロ
ネグロもオトシンクルスの中では人気の種類で体調は5cmほどです。
ネグロとは黒色という意味で、ほかのオトシンに比べて体色が黒いことから名付けられています。オトシンクルスの中でも特に飼育が簡単な種類で、体も丈夫で繁殖させることもできるので、入門種として人気があります。
ゼブラオトシン
ゼブラオトシンは名前の通り白と黒の縞模様が入るゼブラ柄のオトシンです。鑑賞性が高いので人気のあるオトシンです。はっきりと縞模様があるゼブラオトシンと白と黒の模様があるが、縞模様になっていないニューゼブラオトシンがいます。
流通量は少なく、販売価格は他のオトシンに比べて高いでしが、飼育は簡単なので初心者の方でも飼いやすい種類です。
ニュージャイアントオトシン
名前の通り体の大きオトシンです。
体調は10cm程度と他のオトシンに比べて大きく成長します。普通のオトシンの倍ほどの大きななので、存在感があり人気のある種類です。
飼育も他のオトシンと同様に簡単なので、もう少し大きなオトシンを飼育したいと思う方にオススメです。オトシンクルスにはどんな種類がいる?オトシンクルスの種類について紹介!!
オトシンクスの飼育設備について
オトシンクルスは飼育が簡単な熱帯魚ですが、飼育環境とちゃんと整えて置かないとストレスなどで病気になってしまうことがあります。
- 水槽
- 濾過フィルター
- 低床
- シェルター
- エアレーション
水槽
オトシンクルスは小型の熱帯魚なので、30cm水槽でも飼育することができます。
ただ、コケ取り能力が高くすぐにコケを食べ尽くしてしまうので、30cm水槽で飼育する場合はまずは1匹飼育して、余裕があればもう1匹増やす程度にしておきましょう。
オトシンクルスがコケを食べ尽くしてしまった後、人工餌に餌付かずに餓死してしまうことがあります。飼育する数が多いとそれだけコケの減りも早いので気をつけてください。
濾過フィルター
濾過フィルターはどんなものでも構いません。小型水槽で飼育する数が少ない場合は外掛けフィルターでいいと思います。
60cm以上の水槽を使用する場合や飼育数が多い場合は濾過能力の高い外部フィルターや上部フィルターがオススメです。
低床
オトシンクルスはプレコやコリドラスと同様に水槽の下層で生活をする熱帯魚です。
低床を敷いた方が落ち着くことができるので低床を敷いておきましょう。オトシンクルスは弱酸性の水質を好むので、アルカリ性に傾けてしまうサンゴ砂などの低床は使わないようにしましょう。
あとはそれほど気にすることはないので、他の混泳相手に合わせて低床を選ぶのがいいと思います。
シェルター
オトシンクルスは夜行性で臆病な性格をしているので、日中は物陰に隠れています。シェルターや流木がないと落ち着くことができないので、流木やシェルターを入れて隠れられる場所を作っておきましょう。
エアレーション
オトシンクルスは酸素量の多い環境を好みます。エアレーションをしっかりと行っておきましょう。
オトシンクルスの飼育方法
オトシンクルスを飼育するときに大変なのは、導入と餌付けです。オトシンクルスに限らす熱帯魚は水質の変化に弱いので、水槽に導入する場合にはしっかり水質と水温を合わせてから入れましょう。
水質と水温を合わせるには、オトシンクルスをバケツに移して、水槽の水を少しずつバケツに移すようにしてください。
1秒間に2滴ぐらいのスピードで水を移して、水槽の水と、バケツの水の水温が同じぐらいになってから移しましょう。ちゃんと水温と水質を合わせてから写せば、導入時に死んでしまうことはありません。
導入と餌付けをちゃんと行えば病気にもなりづらくなります。
オトシンクルスを飼育する場合は25度前後の水温が最適です。水温20度ぐらいまで下がっても問題ありませんが15度以下になると死んでしまうことがあるので、冬場は水温が下がりすぎないように注意してください。
水質は弱酸性の水質を好みますが、pHが7前後でも問題なく飼育することができるので、水質の管理は楽です。弱酸性の水質を好むので、pHが下がっても体調を崩すことは少ないので飼育が簡単です。水換えをするときに急激に水温が変わったり、弱酸性の水質を好むといってpHの低い水を足してしまうと水温や水質の変化でショックを受けて死んでしまうことがあります。
水換えをするときはカルキを抜いた水道水を使って、水槽の水と足す水の水温を合わせてから水を足すようにしましょう。
また、オトシンクルスはプレコと同様に水流のなる場所に好んで張り付いています。なので、エアレーションを使ったりして水流を作ってあげるとオトシンクルスにとっても住みやすい環境になります。水流がなくても問題なく飼育することができるので、混泳している熱帯魚が水流を嫌う場合は水流作らないようにするのがいいと思います。オトシンクルスネグロの水温と水合わせの方法について紹介!!
オトシンクルスを飼育するときの注意点
オトシンクルスはヒーターカバーなどに挟まってしまうことがあるので気をつけてください。ヒーターカバーなどの隙間に挟まってしまい、そのまま死んでしまうことがあります。
なので、オトシンクルスを飼育する場合は挟まりそうな隙間はあまり作らないようにしましょう。また、ヒーターカバーの穴が大きかったり、隙間があったりすると中に入ってしまうこともあるので気をつけてください。
外部フィルターの排水のポンプの中に挟まって中でコケを食べていることもあります。オトシンクルスは流れに逆らって泳ぐことが多く、排水ポンプがオトシンクルスが入れるサイズだと高確率で入ってしまうので、水槽を掃除するときはパイプの中にオトシンクルスがいないか確認するようにしましょう。
オトシンクルスの飼育にオススメの餌
導入がうまくいったら、次は餌付けです。
オトシンクルスは水槽のガラス面や水草についているコケを食べるのですが、飼育しているうちに食べられるコケがなくなってきてしまいます。コケがなくなったら人工餌に切り替えなければいけません。最初は餌だってことに気づかないことがあるので、人工餌を全然食べないことがあります。
人工餌をあげても食べない場合には、皮を剥いたキュウリや、一度茹でたほうれん草と一緒に人工餌を当ててください。何度か繰り返せば、少しずつ人工餌に慣れてきます。人工餌に慣れたら、あとは人工餌だけで飼育することができます。
コケがなくなってから餌付けをしてもちゃんと餌が食べられずに痩せてしまいます。最悪の場合死んでしまうことがあるので、オトシンクルスを飼育する場合は水槽内にコケがあっても餌を与えて飼育してください。
他の熱帯魚と混泳させていると混泳相手に食べられてしまうことがあるので、オトシンクルスに餌を与えるときは混泳させている魚にあらかじめ餌を与えるようにしましょう。
餌は、キョーリンのプレコ用の餌で大丈夫です。
オトシンクルスの餌付けの方法はこちらの記事で書いているので、餌付けがうまくいかないぜひ読んでみてください。オトシンクルスの餌は何がいい?オトシンクルスの餌付け方法などを紹介!!
オトシンクルスにオススメの水草
オトシンクルスは水草についているコケを食べてくれるので、水草水槽と相性のいい熱帯魚です。
オトシンクルスにオススメなのはミクロソリウム、アマゾンソード、エキノドルスなどの葉の大きな水草がオススメです。
葉が柔らかいとオトシンクルスが食べてしまうことがあります。オトシンクルスに食べられると虫食いされた葉っぱのように穴だらけになってしまい、景観も悪くなるので、オトシンクルスの餌付けがうまくいっているなら、オトシンクルスが食べないように葉の硬い水草を入れるようにしましょう。
オトシンクルスを混泳させるときの注意点
オトシンクルスは性格もおとなしいので、色々な熱帯魚と混泳させることができます。ただ、オトシンクルスはヒレや体が硬いので、飲み込むと喉に引っかかってしまうことがあります。
なので、オトシンクルスと混泳させる場合はオトシンクルスが口に入らないサイズの熱帯魚と混泳させるようにしましょう。飲み込んで喉に詰まらせるとオトシンクルスも食べた方の熱帯魚も両方死んでしまうので、気をつけてください。
小型の熱帯魚であれば問題なく混泳させることができます。オトシンクルスは弱酸性の水質を好むので、同じように弱酸性の水質を好む熱帯魚と混泳させたほうが水質が管理しやすくなるのでオススメです。オトシンクルスを混泳させる時の餌の与え方について紹介!!
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