エビの飼育を始めよう!エビの飼育は繁殖、飼育の簡単な種類を紹介!!
エビはコケや餌の食べ残しを食べてくれるので、様々な熱帯魚と混泳されます。エビはコケを食べてくれるので、水草水槽とも相性がいいです。エビは飼育も簡単なので、初心者の方でも飼いやすい生体です。今回の記事ではエビの飼育方法や繁殖方法、飼育の簡単なエビについて紹介します。
エビは水槽のコケ取り生体として様々な生体と混泳されることがあります。水草に生えているコケも食べてくれるので、水草を綺麗に保ちやすく景観を維持することができます。
エビというと地味なイメージがあるかもしれませんが、ビーシュリンプやチェルーシュリンプなど観賞用の種類も多いです。飼育も簡単で繁殖させることでができます。小型の水草水槽を作ろうと思ったらエビも一緒に飼育するのがいいと思います。
今回の記事ではエビの飼育や繁殖と飼育の簡単なエビを紹介するので、エビを飼ってみたい方はぜひ読んでみてください。
エビの飼育方法について
エビを飼育する場合は少し注意が必要です。
ちゃんと飼育設備さえ整えておけばすぐに死んでしまうことはないので、エビを飼育する場合はちゃんと飼育設備を整えてから飼育するようにしましょう。
水槽のサイズについて
30cm水槽であれば5匹ほどならエビを飼育することができます。
繁殖させる場合はペアを作ることを考えて10〜20匹ほど飼育する必要があります。エビの隠れ家を多く作るためにウィローモスや流木を入れることを考えると繁殖させる場合は45cm以上の水槽がオススメです。
濾過フィルターについて
エビは水質の変化に敏感です。水質の変化を抑えるためにも濾過フィルターを設置しましょう。濾過フィルターを設置することで、水質が悪化するスピードが緩やかになり水換えの頻度を抑えることができます。
エビを飼育する場合は底面フィルターがオススメです。
底面フィルターは低床から水を吸い込むので低床の通水性がよく嫌気性バクテリアが発生しづらいです。嫌気性バクテリアは酸素がない場所に生まれやすいので有害な物質を発生させます。
エアレーションについて
エビの死因で1番多いのが酸欠です。
夏場などは酸欠になりやすので、注意が必要です。なので、エビを飼育する場合はエアレーションを入れて酸欠にならないように注意しましょう。
水草を入れておけばそんなに心配することもありませんが、飼育しているエビの数が多い場合や夏場で水温が高くなったときは水中の酸素濃度が少なくなってしまうので夏場はエアレーションを入れておくのがいいと思います。
底面フィルターやスポンジフィルターを使用している場合はフィルターにエアレーションを設置するので、別で設置する必要はありません。
ソイルについて
エビを飼育する場合は底砂はソイルにしましょう。
ミナミヌマエビなどの飼育が簡単な種類を飼育する場合は底砂はなんでもいいですが、レットビーシュリンプなどの飼育が難し種類のエビを飼育する場合は底砂はソイルの方がいいでしょう。
水草を育てる場合にもソイルが必要です。また、ソイルは水質を弱酸性に傾ける効果もあります。淡水のエビは弱酸性の環境を好むので、ソイルを使うのがいいと思います。エビの飼育用のソイルも販売されているのでそういったものを使うのもいいと思います。
水草
エビを飼育する場合は水草を入れてあげてください。
水草は丈夫なものを用意しましょう。オオカナダモやウィローモスはとても強い水草なので、オススメです。水草を入れてあげれば隠れ家にもなるのでオススメです。
他にはマツモやアナカリス、グロッソスティグマなどがオススメです。根を張る水草を使う場合は底砂が必要になるので、使う水草に合わせて底砂も用意しておきましょう。
繁殖させる場合は稚エビの隠れ家を多く作る必要があるので、ウィローモスを丸めて入れておきましょう。
水草の農薬について
水草には農薬がついていることがあります。
エビは薬品に弱いので農薬がついている水草を水槽に入れると体調を崩して死んでしまうことがあります。水草についている農薬を無害化するための商品も販売されています。
水草を入れる際は無農薬のものを使用するか、ちゃんと農薬を無害化してから入れるようにしましょう。エビ水槽のレイアウトについて!!エビを飼育するときにオススメのレイアウトを紹介!!
エビを飼育する際の水温と水質について
エビは体も丈夫なので、急激に水温や水質が変化したり、よほど水質が悪化しなければそう簡単に死んでしまうことはありません。
エビを飼育する際は水質はph6〜7.5前後、水温は20〜25度前後になるようにしましょう。夏場水温が高くなりすぎてしまう場合は水槽用のクーラーやファンを設置して水温が高くなりすぎないようにしてください。ミナミヌマエビを飼育するときの理想の水温を紹介!!
水合わせを慎重に行う
エビは水質の変化に弱い面があります。
エビを導入する際は水合わせは点滴方式で行い、時間をかけて水合わせをするようにしましょう。点滴方式だと水合わせに時間がかかってしまうので、エアレーションを入れて酸欠にならないようにしましょう。
水換えの頻度について
他に熱帯魚を飼育している場合や飼育環境によって変わりますが、1週間に1回程度を目安に水換えをするようにしましょう。
水質が安定していて水槽が汚れていない場合は2週間に1回ほどでも大丈夫です。水換えをする水量が多いと水質が急激に悪化してしまうので変える水は水槽の3分の1ほどの量にしましょう。
エビの繁殖について
ヤマトヌマエビを繁殖させるのは難しいですが、他のエビであれば自宅で繁殖させることができます。簡単にエビの繁殖方法について紹介します。ミナミヌマエビを繁殖させよう!ミナミヌマエビの産卵と繁殖方法を紹介!!
20匹程度で飼育する
エビを繁殖させる場合はペアを作る必要があります。エビにも相性があるので、オスとメス1匹ずつ飼育してもペアになるとは限りません。
オスとメスの区別も難しいので水槽に20匹ほど入れて抱卵するのを待つようにしましょう。
エビだけで飼育する
エビは他の熱帯魚とも混泳されることが多いですが、混泳させていると繁殖は難しくなります。稚エビは他の熱帯魚の餌になってしまいます。
隠れ家を多く作って置くと食べられる数も減るので繁殖が上手くいくこともありますが、安全に繁殖させるならエビ単独で飼育するようにしましょう。
水温を20度以上に保つ
エビを繁殖させる場合は水温を20度以上に保つ必要があります。
水温が低いと繁殖しないので、水槽用のヒーターを設置して水温を安定させてください。水温が安定していて、水草などを入れてエビが落ち着ける環境を作ってあげればエビは勝手に抱卵をします。
抱卵した親エビを隔離する
エビが抱卵したら抱卵した親エビを別の水槽に隔離してください。
水草をたくさん入れた隔離ケースを使用すると同じ水槽で管理することができ、簡単に隔離することができます。水槽でそのまま飼育してもいいですが、隔離しないと大人のエビに食べられてしまうことがあるので隔離した方が生存率が上がります。
稚エビの餌について
稚エビは水槽のコケや餌の食べ残しを食べたり、インフゾリアやプランクトンなどの微生物を食べます。水槽内の餌が少なくなりと餓死してしまうので、ウィローモスをたくさん入れた水槽で飼育してください。
飼育しやすいエビの種類
ミナミヌマエビ
(エビ・貝)ミナミヌマエビ(20匹) 本州・四国限定[生体]
ミナミヌアエビはエビの中では1番飼育が簡単なので、初心者にはオススメです。
ミナミヌマエビはヤマトヌマエビと似ていますがやや小振りです。関西や九州などに生息しているエビで、日本以外には台湾や中国にも生息しています。
ヤマトヌマエビ同様に水槽のコケ掃除役として飼育されることが多いです。小型のエビで、大人になっても2〜3cmほどまでしか成長しません。
値段も安いので、今までエビを飼ったことがない人でも飼育しやすい種類です。体も丈夫で繁殖力もすごいので、ちゃんと飼育していれば死んでしまったりすることはあまりないと思います。
繁殖力がすごいのですぐに増えてしまうので、増えすぎないように注意も必要です。増えすぎて放流されるミナミヌマエビが多いので日本の川で採取することもできます。
ミナミヌアエビは川にあるブロックなどにくっついているので網でその辺りをすくってみると簡単に捕まえることができます。
ヤマトヌマエビは飼育が簡単で繁殖も簡単に行うことができるので様々な改良品種が販売されています。赤色のミナミヌマエビや青色のミナミヌマエビなど見た目の美しい種類もいます。ノーマルのミナミヌマエビは20〜100円ぐらいで購入することができますが、カラーのあるものだと100〜600円と少し値段が高いです。
水温も1〜30度まで耐えることができるので、ヒーターがなくても飼育することができます。水草のコケ取りに最適!ミナミヌマエビの飼育方法を紹介!!
ヤマトヌマエビ
(エビ・貝)ヤマトヌマエビ(10匹) 本州・四国限定[生体]
ヤマトヌマエビも飼育が簡単な種類のエビになります。
ミナミヌマエビに比べて大型でメスだと5cmほどまで成長します。
体は透き通った透明の体色をしている美しいエビです。日本に生息しているので日本の気候にも合いやすく飼育が簡単な種類です。コケ以外にも水カビも食べてくれるのでタンクメイトとして人気があります。
水温も1〜30度まで幅広く対応することができるので、ヒーターがなくても飼育することができます。
ただ、繁殖させるのが難しいので繁殖させたい人にはあまりオススメできません。ヤマトヌマエビは淡水と海水の間の汽水でしか卵が孵化しないので、普通に飼育していたら繁殖することがありません。
繁殖させたくない人やエビを増やしたくない人にはとてもおすすめです。
値段は安くて30〜200円ぐらいで販売されています。寿命は2〜3年ぐらいですが大人のヤマトヌマエビを購入してしまうと1年ぐらいで死んでしまうので、なるべく小さいのを購入するのがいいと思います。ヤマトヌマエビを飼育しよう!ヤマトヌマエビの飼育方法や餌・混泳について紹介!
レッドチェリーシュリンプ
(エビ)チェリーレッドシュリンプ(18匹) 本州・四国限定[生体]
チェリーシュリンプは台湾に生息しているエビで、ミナミヌマエビに近い種類のエビです。
レッドチェリーシュリンプはミナミヌマエビなどに比べると値段が少し高いですが、飼育はそれほど難しくないのでオススメです。
値段が高いのでレッドチェリーシュリンプを飼育する場合は、まずミナミヌマエビなどで飼育に慣れてから飼育するようにするのがいいと思います。
レッドチェリーシュリンプはシナヌマエビと呼ばれる台湾に生息しているエビの改良品種です。レッドチェリーシュリンプは擬態をするエビなので、飼育環境によって体色が変わることがあります。飼育が簡単でタンクメイトとしても優秀です。
飼育も簡単ですが、ミナミヌマエビなどに比べると低温には弱いので飼育する場合はヒーターを使って水温は15度以上にして置きましょう。ミナミヌマエビ同様に繁殖させることもできるので、ちゃんと飼育環境を整えてあげれば勝手に繁殖してくれます。
値段はそれほど高くなくて70〜300円ぐらいで購入することができます。ミナミヌマエビに比べると少し高いですが、ほかのエビに比べてもそれほど高くないのでオススメのエビです。
ビーシュリンプ
初心者向き レッドビーシュリンプ おまかせ 10匹+補償1匹(飼料3品付き)[生体]
ビーシュリンプはエビの中ではとても人気の種類です。
白と赤の見た目がとても綺麗な種類のエビです。ただ、値段は高く飼育が少し難しくなるので、ミナミヌマエビなどを飼育して、エビの飼育に慣れてきてから飼育するのがいいと思います。
ビーシュリンプはレッドビーシュリンプなどのたくさんの改良品種がいます。原産地はよくわかっていない種類のエビですが一般的には香港が原産のエビで、日本で品種改良されてペットとして飼育されるようになったと言われています。
ペットショップでも良く販売されているエビなので見たことがある人も多いと思います。
カラー以外にも様々な模様があって、モルフによっては高い値段で販売されています。飼育はそれほど難しくありませんが水温の変化には弱いので飼育する場合は20〜25度前後で安定させ流ようにしましょう。
また、水質の悪化によって死んでしまうこともあるので、濾過能力の高いフィルターを設置しておきましょう。飼いやすくてオススメ!レッドビーシュリンプの特徴と飼育方法を紹介!!
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