ミナミヌマエビの餌について!餌を与える頻度や量、餌を与えない飼育について紹介!!
ミナミヌマエビはエビの中でも飼育が簡単なので人気の高い種類です。水槽の掃除役として飼っている人も多いと思います。水槽の掃除役として飼育していると餌は何をどのぐらいあげればいいのかって迷いますよね。今回の記事では、ミナミヌマエビを飼育するには餌は何がいいのかを紹介します。
ミナミヌマエビは雑食性の生き物なので、水槽のコケや熱帯魚の餌の食べ残しなど何でも食べます。コケや餌の食べ残しを食べてくれるので水槽の掃除役として飼育されることも多い生体です。
熱帯魚と混泳させて飼育するだけなら、特別に餌をあげる必要はありませんが、繁殖をさせる場合や、飼育しているミナミヌマエビがよく死んでしまう場合には、餌をあげるほうがいいでしょう。
飼育しているミナミヌマエビの数が増えれば、熱帯魚の餌の食べ残しだけでは足りなくなってしまい餓死してしまう個体がでてくるので、ミナミヌマエビがよく死んでしまう場合は餌が足りていない可能性があります。飼育しているミナミヌマエビの状態をみて必要であれば餌を与えてあげましょう。
今回の記事ではミナミヌマエビの飼育にオススメの餌を紹介するのでミナミヌマエビを飼ってみようと思う人はぜひ読んでみてください。
それではミナミヌマエビの飼育にオススメの餌を紹介します。
ミナミヌマエビは何を食べるの?
最初にも紹介しましたがミナミヌマエビは雑食性の生き物です。
雑食性なので様々なものを食べることができますが草食性が強いので、苔や柔らかい水草などを好んで食べます。水中に発生する植物性のプランクトンなどの微生物も食べます。
水槽内のコケや熱帯魚の餌の食べ残しを食べてくれるので、水槽の掃除役として飼育されることが多いです。水草のコケ取りに最適!ミナミヌマエビの飼育方法を紹介!!
ミナミヌマエビに餌は与えなくていい?
餌がいるかいらないかは飼育環境によって変わります。
飼育環境によっては特別餌を与えなくても飼育することができます。餌を与えると食べ残しが出て水質の悪化にもつながるので、あまり餌を与えたくない場合は餌を与えなくても飼育できる環境を作る様にしましょう。
- 水草が入ってる
- ソイルを使用している
- 他の熱帯夜と混泳させている
水草が入っている
ミナミヌマエビは水草の新芽や水槽内に生えるコケを食べるので、水草が入っている水槽で飼育している場合は餌が豊富にあるので、特別餌を与えなくても飼育することができます。
ウィローモスやマルモ、アナカリスは育てるのが簡単で新芽も柔らかくてミナミヌマエビも食べやすいのでオススメです。
ウィローモスは成長も早く底光量でも育てることができます。ウィローモスを入れておくと稚エビの隠れ家になります。ミナミヌマエビを繁殖させる場合はウィローモスは欠かせません。
ウィローモスは成長も早く亜硝酸塩も分解してくれるのでミナミヌマエビを飼育する場合は入れておきましょう。
ソイルを使用している
ソイルは水草を育てる際によく使われる底砂ですが、エビとも相性がいいです。ソイルを敷いておくとソイルに苔や微生物がつきます。苔や微生物はミナミヌマエビ の餌になります。
また、植物性プランクトンは日光が当たっている方が増えやすいので、屋外飼育している場合は植物性プランクトンが豊富にいるので餌を与えなくても飼育することができます。
室内飼育でも照明を設置しておくことで植物性プランクトンが発生しやすくなります。
ソイルを敷くことで水質も安定しやすくなります。ソイルには吸着系ソイルと栄養系ソイルがあります。エビを飼育する場合は吸着系ソイルがオススメです。
吸着系ソイルは水中の物質を吸着して水質を綺麗にしてくれます。ミナミヌマエビは水質の悪化に敏感なので安定した環境を維持するよういんしましょう。また、水質を弱酸性に傾けてくれるので、弱酸性の水質好むミナミヌマエビと相性のいい底砂です。
他の熱帯魚と混泳させている
他の熱帯魚と混泳させている場合は底に落ちた餌の食べ残しを食べるので、特別ミナミヌマエビに餌を与えなくても飼育することができます。
ミナミヌマエビは体が小さいので、混泳相手によっては食べられてしまうことがあります。生き餌は嗜好性が高いので雑食性の魚でも口に入るサイズだと食べてしまいます。
ミナミヌマエビを熱帯魚と混泳させる場合はネオンテトラやメダカなどサイズの小さい熱帯魚を選ぶようにしましょう。稚エビはメダカやネオンテトラにも食べられてしまうので、繁殖させる場合は混泳させないで飼育するようにしましょう。
ミナミヌマエビの餌不足について
ミナミヌマエビは雑食性の生き物で、微生物の死骸や熱帯魚の死骸、藻類などどんなものでも食べてしまいます。なので、熱帯魚と混泳させている場合は餌の食べ残しや微生物が繁殖しているので、餌が不足することはまずありません。
ただ、ミナミヌマエビだけで飼育していると餌不足になってしまうことがあります。水槽の中で、コケや微生物の量が少なく、飼育しているミナミヌマエビの数が多いと餌が不足しています。
水草水槽で飼育している場合やビオトープで飼育している場合は自然にコケが繁殖したり、微生物が繁殖するので、ミナミヌマエビの餌が不足することはまずありません。ミナミヌマエビが必要とする餌の数よりも、繁殖するコケや微生物の数の方が多ければミナミヌマエビに餌を与える必要はありません。
なので、ミナミヌマエビを飼育する場合は水草水槽を作って、水槽の中で自然なサイクルを作って餌を与えないでも飼育できる空間を作るようにした方が、水質も安定しやすく飼育も簡単になります。
餌の与えすぎに注意
ミナミヌマエビを飼育する場合は餌の与えすぎに注意してください。食べきれない量の餌を与えていると水質が悪化してしまいます。
ミナミヌマエビは水質の悪化に弱いので、餌の食べ残しがあまりでないようにしましょう。ミナミヌマエビを飼育する場合はどのぐらいの量の餌を与えればいいのかわからないと思います。飼育環境によって与える餌の量も変わるので、的確に与える餌の量を決めるのは難しいです。
なので、ミナミヌマエビを飼育する場合はソイルや水草を設置して餌を与えなくてもいい環境で飼育して、たまに少量餌を与えるのがオススメです。
繁殖させるなら餌を与えるのがオススメ
ミナミヌマエビを繁殖させる場合は餌を与えるのがオススメです。
コケや水草だけで飼育するよりも人工餌を与えた方が早く成長するので、繁殖するスピードが早くなります。稚エビを育てる場合や水槽内でたくさんミナミヌマエビを繁殖させたい場合は人工餌を与えるのがオススメです。
餌の頻度と量について
ミナミヌマエビは水槽内に発生する微生物を食べるので、それほど餌を与える必要はありません。
水槽を立ち上げたばかりで、微生物が発生していない場合や餌を与えときにすぐに集まっているなど餌不足の合図があれば与えるぐらいで大丈夫です。
餌を与えすぎると水質を悪化させてしまうので、最初は週に1度餌を与えるようにして、足りないようなら回数を増やすのがいいと思います。飼育している数が多い場合や繁殖させる場合は1日1回1時間ぐらいで食べきれる量にして、食べ残しが出ないようにしましょう。
ミナミヌマエビにオススメの餌
ミナミヌマエビは雑食性なので、様々な餌を食べることができます。熱帯魚用の人工餌も食べるので、余っている餌があるならそういったものを与えるのがいいと思います。
人工餌は浮上タイプの餌よりも底に落ちる沈下タイプのものがオススメです。それではエビを飼育する際にオススメの餌を紹介します。
エビ用フード
エビ専用のフードが売っているので値段を気にしない場合はエビ用フードがオススメです。
エビ用フードはエビの飼育をよく考えて作られているので栄養価も高く、繁殖を促す効果もあるので安全に飼育したい人や繁殖をさせたい人にはオススメです。
ただ、値段が他の餌よりも高いのでなるべくお金をかけずに飼育したい人は違う餌を使用するのがいいと思います。
ビューショリンプなどの値段の高いエビを飼育する場合はエビ用のフードをオススメしますが、ミナミヌマエビはそれほど飼育も難しくないので値段の安い餌でも十分だと思います。
ザリガニ用の餌であれば安い値段で販売されているので、お金をかけたくない人はザリガニ用の餌をあげてみてください。ザリガニ用の餌でもよく食べてくれるので、安いエビを飼育するならザリガニ用の餌で十分です。
プレコ用フード
エビは草食の生き物なので、プレコ用のフードをよく食べます。
沈下性の餌じゃないと食べられないので沈むタイプの餌をあげて下さい。プレコ用のフードなら水に沈むし、草食性の餌なので、ミナミヌマエビが好んで食べます。
プレコと混泳しているとプレコに食べられてしまうことがあるので、エビにプレコ用フードを与える場合は、少し砕いて水槽全体に沈むように与えてください。
一箇所に餌が固まってしまうと、体の大きなプレコに取られてしまうので注意してください。
コリドラス用フード
コリドラスも雑食性の熱帯魚なのでミナミヌマエビの餌に代用することができます。
コリドラス用の餌も沈下性なので、ミナミヌマエビも食べやすくてオススメです。コリドラス用の餌には粒が大きいタブレット状のものと粒の小さいものがあります。ミナミヌマエビに与える場合は粒の小さい方がオススメです。
水草
ミナミヌマエビは水草を食べます。
水草を水槽に入れておくので、水質も悪化しないし、稚エビの隠れ家にもなるので1番オススメです。葉が硬かったり大きすぎたりすると食べることができませんが柔らかい水草であれば食べることができます。
ミナミヌマエビの餌にする場合はウィローモスがオススメです。
ウィローモスは葉が柔らかくミナミヌマエビが食べやすいだけではなく、成長も早いのでミナミヌマエビが食べてしまっても、またすぐに生えてきてくれます。
水草水槽を作るのが面倒な場合は水槽の中にウィローモスを丸めて入れておくのがオススメです。ウィローモスは水槽に入れているだけで勝手に増えてくれて、特に世話をする必要もないので、初心者の人でも簡単に育てることができます。
ウィローモスを入れておけばミナミヌマエビの隠れ家にもなるので、ほかの熱帯魚を混泳させる場合もウィローモスを入れておきましょう。ウィローモスを水槽の底に敷き詰めておけば稚エビの隠れ家にもなるので、ミナミヌマエビの繁殖もしやすくなります。
ミナミヌマエビの量が多いとウィローモスを全部食べてしまうことがあります。ウィローモスの量が少なくなると増やすのも大変なので、エビを飼育している水槽にウィローモスを入れる際は、別の水槽にもウィローモスを入れておきあらかじめ増やしておくのがおすすめです。
ウィローモスの他にはマツモなど葉の細い水草がミナミヌマエビの餌にオススメです。マツモはホームセンターでも販売していて、入手しやすいので使いやすい餌です。
ミナミヌマエビが食べられる野菜について
ミナミヌマエビは草食性が強いので野菜を食べることができます。
野菜が腐ってしまうと水質を悪化させてしまうのであげすぎには注意ですが、野菜に群がって餌を食べる姿はとても可愛いです。野菜を与える際は食べ残しが出ないように少量与えて、余ったら取り除くようにしましょう。
また、ミナミヌマエビは農薬に弱いので農薬のついている野菜は与えない様にしましょう。農薬の危険性があるので与える際は水質の悪化に十分気をつけてください。
ほうれん草
ミナミヌマエビはほうれん草を食べることができます。ほうれん草はレッドビーシュリンプを飼育する際に与えられることがある餌です。
農薬が含まれているとミナミヌマエビが死んでしまうので、無農薬のものを与えるようにしましょう。与えるときは一度茹でてアク抜きしてから与えるようにしてください。
キュウリ
ミナミヌマエビはキュウリも食べることができます。キュウリの皮は硬いので食べることができませんが、皮を剥くか輪切りにして入れておくと食べてくれます。
ブロッコリー
ミナミヌマエビはブロッコリーも食べることができます。茎の部分を食べることができるので、料理をして余っている場合はブロッコリーを与えるのもいいと思います。
そのままだと硬くて食べることができないので、与える際は一度茹でて、表面の皮は切ってから与えるようにしましょう。
小松菜
小松菜も食べることができます。小松菜も無農薬のものじゃないとエビが死んでしまうので注意してください。小松菜を与える際も一度茹でてアクを抜いてから与えるようにしましょう。
ミナミヌマエビが餌を食べない時の対処法
ミナミヌマエビに餌を与えても食べないことがあります。餌を食べている様子がないと心配になりますよね。いくつか餌を食べない原因について紹介します。
水温が低い
ミナミヌマエビは日本に生息しているので底水温にも強く、5度ぐらいまでであれば耐えることができます。ただ、水温が低いと代謝が下がってしまうのであまり餌を食べなくなります。
ミナミヌマエビの適温が20〜25度前後なので、餌をあまり食べていない場合は水温が下がりすぎていないか確認してください。水温が高い方が成長も早く繁殖スピードも早くなるので、繁殖させる場合はヒーターを設置して水温を20度前後に安定させるのがオススメです。
水温が高すぎる
水温が高すぎる場合も餌を食べなくなってしまいます。
高水温にも強いですが、30度を超える日が何日も続くと体力が消耗してしまいます。屋外で飼育している場合は発馬は直射日光が当たらないようにすだれをして日陰を作ったり、室内で飼育している場合は涼しい場所で飼育するようにしましょう。
水質が悪化している
水質が悪化してしまうと餌を食べなくなってしまうことがあります。水温が低いだけであればそれほど問題ありませんが、水質が悪化している場合はそのまま落ちてしまうことがあるので注意が必要です。
ミナミヌマエビは水質の悪化に敏感なので、ミナミヌマエビを飼育する場合は定期的に水質のチェックをしてphが下がりすぎていないかやアンモニア濃度が高くなっていないか確認するようにしましょう。
吸着系のソイルを使用していてもだんだんと吸着効果が薄れてきます。使用環境にもよりますが1年ほどで吸着効果はなくなってしまうので、水質が悪化しやすくなるので注意してください。
水質の悪化が原因の場合は水換えをして水質を正常に戻すようにしましょう。
水質が急激に変化した
ミナミヌマエビは水質の悪化にも弱いですが、水質の変化にも弱いです。
水槽に投入した直前はphショックを起こしやすいです。phショックを起こしてしまった場合はできることはなく、状態が良くなるのも待つしかありません。
水槽に投入する際は時間をかけて水合せをして、水換えをする際は小まめに水換えをして大量に水を入れないようにしましょう。
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