ミナミヌマエビの繁殖について!!やミナミヌマエビの抱卵や増やし方を紹介!!
ミナミヌマエビは水草水槽や小型の熱帯魚との混泳でよく飼われている定番のエビです。ミナミヌマエビは飼育も簡単で繁殖も簡単です。今回の記事では、ミナミヌマエビの産卵と繁殖について紹介します。
ミナミヌマエビは簡単に繁殖させることができるエビです。屋外飼育であれば、水草を入れて放っておくだけで勝手に繁殖します。
ミナミヌマエビの寿命は1年ぐらいなので、飼い続けるためには繁殖させる必要があります。ちゃんと飼育環境を揃えてあげれば、ミナミヌマエビの繁殖はそう難しくありません。普通に飼育していても勝手に増えてしまうことがあるほど繁殖は簡単です。
今回の記事ではミナミヌマエビの産卵と繁殖について紹介するので、ミナミヌマエビを増やしたいと思う方はぜひ読んでみてください。
ミナミヌマエビの飼育方法については下記で紹介しているのでそちらも読んでみてください。水草のコケ取りに最適!ミナミヌマエビの飼育方法を紹介!!
ミナミヌマエビの生態
ミナミヌマエビを繁殖させようと思うなら、まずはミナミヌマエビの生態について知っておきましょう。
ミナミヌマエビは体調が3〜4cmほどの小さなヌマエビです。流れのゆるい川や池などの水草が生い茂っているような場所に生息しています。
野生のミナミヌマエビの寿命は一年ほどで、飼育下での寿命は1〜2年ほどになります。ヤマトヌマエビほど体長が大きくなく、水草の食害もほとんどないので、水草水槽で飼育されることの多いヌマエビです。
ミナミヌマエビの一生のサイクルについて
野生のミナミヌマエビは春から夏にかけて生まれて、越冬をして次の春から夏に交配をして産卵をし秋ごとに一生を終えます。
自然のサイクルでは寿命は一年ほどですが、保温された水槽では一年以上生きることがあります。また、保温された環境では季節を関係なく抱卵して繁殖させることができます。
ミナミヌマエビの寿命は一年ほどと短いので、ペットショップで成体を購入すると一年しないで死んでしまうことがあります。これは飼育環境が悪かったわけではなく寿命だっただけなのかもしれません。
ミナミヌマエビの繁殖方法
ミナミヌマエビの繁殖はとても簡単です。ちゃんと飼育環境を整えておけば勝手に繁殖するぐらい繁殖が簡単です。
オスとメスを同じ水槽で飼育する
当たり前ですがオスとメスを同じ水槽で飼育しなければ繁殖させることができません。ミナミヌマエビのオスとメスは尻尾の裏のヒダの長さで見分けることができます。オスの方がヒダが短く、メスの方がヒダが長くなります。尻尾の裏のヒダで見分けることはできますが、見分けるのは少し難しいです。
また、体のサイズがオスとメスで違います。オスの方が小さく、メスの方が少し大きいです。
オスとメスを見分けるのは難しいので、ミナミヌマエビを繁殖させる場合は10匹ぐらい同じ水槽で飼育するようにしましょう。
ミナミヌマエビを抱卵させる
ミナミヌマエビは水温が20度を超えてくると勝手に抱卵します。
屋外飼育の場合は春になって水温が20度を超えるようになると抱卵します。屋内飼育の場合はヒーターを使って20度以上になっていると勝手に抱卵して増えます。
抱卵するとお腹に黒い卵をたくさんつけるので、お腹を確認すれば抱卵してるかどうかを見分けることができます。抱卵した卵は2〜4週間ほどで孵化します。
稚エビの隠れ場所を用意する
産卵しても小型の熱帯魚と一緒に飼育していていると稚エビが食べられてしまうので、うまく繁殖できないことがあります。
産卵までは簡単にいきますが、隠れ家が多かったり飼育しているミナミヌマエビの数が多かったりしないかぎり、稚エビが食べられてしまいほとんど増えません。ミナミヌマエビが増えない場合は稚エビの隠れ家をたくさん用意してあげましょう。
ウィローモスをたくさん入れておけば、小型の魚が入れないウィローモスの奥で稚エビは成長していきます。ウィローモスも放っておけば勝手に増えていきます。
確実にミナミヌマエビを増やす方法
確実にミナミヌマエビを増やしたい場合は抱卵した母エビを隔離するのがいいでしょう。稚エビを捕まえて隔離することは難しいので、繁殖用の水槽を用意して丸めたウィローモスを入れておきましょう。
抱卵するとお腹に黒い卵が見えるようになるので簡単に見分けることができます。産卵用の水槽にはウィローモスを入れて、水は今まで飼育していた水槽の水を使うのがオススメです。
今まで飼育していた水槽には足し水をして、数日したら再び産卵用の水槽に飼育していた水槽の水を分けてあげると水質の変化が少なくてすみます。
フィルターを設置すると稚エビが吸い込まれてしまうので、繁殖用のフィルターは稚エビが吸い込まれないようにスポンジフィルターを使用するのがオススメです。
ミナミヌマエビが産卵する条件
抱卵すると2〜4週間ぐらいで孵化します。卵は母エビのお腹で成長して、孵化が近くなってくると透明になってきます。
水温が高い方がミナミヌマエビの孵化は早くなります。なるべく早く増やしたい場合は25度ぐらいにしておきましょう。
ミナミヌマエビが抱卵しない場合は飼育環境を見直してみてください。大きな水槽に対してミナミヌマエビの入っている数が少ないと抱卵しなかったり、当たり前ですがオスとメスが一緒の水槽にいないと抱卵しません。
ミナミヌマエビのオスとメスは尻尾の裏のヒダを見て見分けることができます。小さい生き物なので、分かりにくいですが、メスだとヒダが長くてオスは短くなっています。水中で泳いでいる姿をよく見るとわかると思うので、よく見てください。
稚エビの餌について
稚エビは水草についた苔や水中のプランクトン、デトリタスなどを食べています。あらかじめウィローモスをいっぱい入れた水槽やプラケースをあらかじめ日光に当てておくと勝手に水草が増えてコケも増えてくれます。
ウィローモスとコケがいっぱいの環境に抱卵した母エビを入れておけば、大量のミナミヌマエビを繁殖させることができます。
稚エビがあまりに多い場合は熱帯魚に餌を少し入れておくようにしましょう。母エビの産卵が終わったら母エビは元の水槽に戻しておきましょう。数日するとまた抱卵することがあります。
稚エビは2〜3週間ぐらいすると1cmほどまで成長して大人のエビと同じ餌を食べられるようになります。ここまで成長したら熱帯魚を一緒に混泳させることができます。
ミナミヌマエビの飼育にオススメの餌は下記でそちらも読んでみてください。
ミナミヌマエビには餌を与えたほうがいい?餌を与えるメリットを紹介!!
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