流木のアクを抜こう!重曹を使って流木のアクを抜く方法を紹介!!

2020年3月17日

流木のアクを抜こう!重曹を使って流木のアクを抜く方法を紹介!!

流木はそのまま入れるとアクが出てしまって飼育水が茶色くなることがあります。そのままでも特に問題ありませんが、見た目が嫌だってり水質が弱酸性に傾くのが嫌な場合はアク抜きをする必要があります。今回の記事では重曹を使ったあく抜きの方法を紹介します。

流木を水槽に入れると飼育水が茶色くなることがあります。これはタンニンなどの成分が流木から溶け出してしまうことが原因です。タンニンは紅茶にも含まれている成分で、熱帯魚にとって悪い訳ではありません。

ただ、見た目が悪かったり、水質が弱酸性に傾いてしまうので、飼育する熱帯魚によっては水質が合わなくなってしまうことがあります。

なので、流木を使用する前はアク抜きをするのがオススメです。アク抜きは時間がかかってしまうことがありますが、重曹を使えば簡単に行うことができます。

今回の記事では重曹を使った流木のアク抜き方法について紹介するので、流木のアクを抜きたい方はぜひ読んでみてください。

流木のあくを抜くにはどうすればいいのか?流木のあく抜きを簡単にやる方法を紹介

流木のアクについて

最初にも紹介しましたが、流木に含まれる茶色くなってしまうアクと呼ばれるものの成分は、タンニン、フミン酸、フルボ酸などの腐植酸という物質です。

タンニンやフミン酸、フルボ酸は実は熱帯魚にとって害がなく、アマゾン川ではこの腐植酸の働きによって色が黒っぽくなっているネグロ川という川もあります。

腐植酸によって黒っぽくなっている飼育水をブラックウォーターと言います。

アクと言われると有害な気がしますが、実は生体に害になることはありません。腐植酸は水質を弱酸性に傾けるので、弱酸性の水質を好む熱帯魚を飼育する際はブラックウォーターを使用することがあります。

熱帯魚に害はありませんが、飼育水が茶色いと鑑賞性はあまりよくありません。

透明で綺麗な飼育水で飼育をしたい場合はアク抜きをしてから流木を入れるようにしましょう。

流木のアク抜き方法について

流木のアク抜きは特に特別なことをする訳ではありません。

鍋などに流木を入れてお湯で流木を煮るか水の中につけておくだけでアクを抜くことができます。

お湯で煮ればすぐにアクを抜くことができます。水につけておくだけだと完全にアクを抜くまでに、流木のサイズにもよりますが数週間〜1ヶ月ほどかかってしまいます。

1番簡単に流木のアクを抜きたいなら流木を水槽に入れて、さらに活性炭を濾過フィルターに入れておくと活性炭がアクを吸着してくれるので、そのまま水槽内でアクを抜くことができます。

ただ、いずれ活性炭がアクを吸着することができなくなるので、活性炭を交換する必要があります。活性炭を交換する必要があるので、重曹を使ったアク抜きよりもコストがかかります。活性炭を使って水槽を綺麗にしよう!活性炭の効果と使い方を紹介!!

アク抜き剤について

流木のアク抜き剤というものがペットショップで販売されています。

流木のアク抜き剤の成分はほとんどが重曹なので、アク抜き剤を購入しなくても重曹を用意すれば同じ効果を得られます。

重曹は100均でも販売されていて、どこでも購入することができます。重曹はそれほど値段も高くないので、アク抜きをするならぜひ用意しておくのがいいと思います。

重曹を使ったアク抜き方法

重曹を使ったアク抜き方法は重曹を溶かした水に流木をつけるだけです。

重曹は1リットルの水に対して5グラムを目安に入れてください。

流木が大きい場合は大きな発泡スチロールなどを用意して水に浸けておくのがいいと思います。普通に水に浸けておくよりも早くアクを抜くことができます。

重曹は水質をアルカリ性に傾ける効果があるので、重曹を使ってアク抜きをした場合は数日水に浸けて最後に洗ってから水槽に入れるようにしましょう。

大きな流木だとちゃんとアクが抜けるまでは数週間ほどかかってしまいますが水だけでアク抜きするよりも早くアクが抜けます。

重曹を入れると一晩ほどで水が茶色になってしまいます。あまりに水が茶色になっていたら水を交換して、また重曹を入れてアク抜きをするようにしましょう。

外でアク抜きをする場合は水の中に虫などが入り込んでしまうことがあるのでちゃんと蓋をしておくようにしましょう。

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