水槽の水を透明にしよう!!水槽の水を綺麗に保つための仕組みを紹介!!

2018年5月29日

水槽の水を透明にしよう!!水槽の水を綺麗に保つための仕組みを紹介!!

アクアリウムをするなら綺麗な水槽で熱帯魚を飼育したいですよね。水槽の水は日々汚れていきます。熱帯魚を健康に飼育するためには水槽の水を綺麗に保つ必要があります。ただ、アクアリウムショップのような綺麗な水槽を維持するのは難しいです。今回の記事では水槽の水を綺麗に保つための仕組みを紹介します。

アクアリウムをするなら綺麗な水で飼育したいと思っている方も多いですよね。アクアリウムショップに設置されているような綺麗な水槽を自宅で維持するのはなかなか難しいです。

理由の一つとしてアクアリウムショップと自宅の水槽では水槽の透明度が違います。水槽の水をよく見ると小さなゴミで汚れていたり、水槽についた苔で濁って見えてしまうことも多く透明度があまり良くないことも多いと思います。

メンテナンスや濾過の方法によって水槽の水を綺麗に保つことができます。

今回の記事では水槽の水を綺麗に保つ方法を紹介するので、アクアリウムを始めてみようと思う方はぜひ読んでみてください。

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水が汚れる原因

水槽の水は熱帯魚が排出するフンや餌の食べ残しで日々水が汚れていきます。

排泄物にはアンモニアが含まれています。アンモニアは非常に毒性が強いので、アンモニア濃度が高くなれば魚にダメージを与えてしまい、熱帯魚の寿命を短くしてしまいます。

アンモニア濃度は目で見てわかるものじゃないので、水槽の水が綺麗に見えてもアンモニア濃度が高くなっていることがあるので注意してください。

水が濁る原因

水槽の水はゴミやあったり光の屈折が原因でくすんで見えることがあります。水槽の水が透明に見えない原因はいくつかあるので、基本的な原因について紹介します。

濾過不足

水槽の水が濁る原因として1番に考えられるのが濾過不足です。

水槽内の雑菌は熱帯魚のフンや食べ残しを栄養に異常に繁殖します。繁殖が続くと水を腐らせて、臭いも発生させます。雑菌の中には病原菌も含まれているので、熱帯魚が弱っていると病気になってしまうことがあります。

雑菌の中には酸素をエネルギーにするものもいるので、雑菌が繁殖すれば水中の酸素濃度も下がるので熱帯魚が酸欠になってしまいます。水中のバクテリアが安定すれば水が白く濁っていたのも落ち着いてきます。

濾過フィルターも汚れるので、定期的に掃除をしないと目詰まりを起こして濾過能力が低下してしまいます。ただ、掃除のし過ぎても良くありません。フィルターの掃除をするとバクテリアも一緒に流れてしまいます。ろ材にはたくさんのバクテリアがいるので、掃除をする際は全部一緒に掃除をしないで、期間を分けて半分ずつ掃除をすることでバクテリアが減ってしまうのを防ぐことができます。

また、水道水を使って掃除をするとバクテリアが死んでしまいます。水道水には殺菌用のカルキが含まれています。カルキによってバクテリアが死んでしまうので、フィルターや底砂の掃除をする場合はカルキ抜きした水を使うようにしましょう。

バクテリア不足

バクテリアは水槽内の有機物を分解してくれます。

濾過バクテリアがちゃんと活動することで水槽内の水が綺麗になります。水槽を立ち上げたばかりだと濾過バクテリアが少なく、水質が悪化しやすくなっています。

バクテリア剤も販売されていますが、バクテリアの住処が少ないと定着しないので、バクテリア剤を入れるだけでなく、バクテリアの住処も多く作ってあげてください。

バクテリアは凹凸のあるところに住みつきます。多孔質の床材や岩、ろ材などに住み着くので、水槽内にバクテリアの住処が少ない場合は水槽無いの環境を見直してください。

水換え頻度が少ない

水槽の水を綺麗に保つには定期的に水換えをする必要があります。

バクテリアが多く、濾過能力が高いからと言ってもずっと綺麗な水を保つことができるわけではありません。水が汚れすぎるとバクテリアも活動をやめてしまうので、定期的に水換えをするようにしましょう。

適度な水換えの頻度は週に1度ほど、水槽の3分の1ほど交換するぐらいだとされています。飼育環境にもよりますが、ちゃんと水換えをするようにしましょう。

餌を与えすぎない

水槽の水を汚す1番の原因が餌の与えすぎです。

ついつい餌を与えてしまいたくなりますが、餌は与えすぎないようにして食べ残しがあったらすぐに取り除くようにしましょう。

水温によって食べる餌の量も変わるので、様子を見ながら適量与えるようにしましょう。餌の与えすぎは熱帯魚の寿命を縮めてしまうので腹八分目を目安に与えてください。

飼育している熱帯魚が多い

水量によって飼育できる熱帯魚の数には限りがあります。

飼育している熱帯魚の数が増えるとフンの量もふえるので水が汚れやすくなります。飼育する熱帯魚が少なければそれだけ水が汚れにくくなるので、最初は熱帯魚の数を抑えて余裕を持って飼育するようにしましょう。

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水槽の水を綺麗にするには

それでは水槽の水を綺麗にするための方法を紹介します。

濾過能力の高いフィルターを選ぶ

濾過能力の高いフィルターやワンランク大きな濾過フィルターを使用することで水槽の水を綺麗に保つことができます。

濾過がちゃんと機能していれば水槽の水は綺麗になります。濾過フィルターが大きければ入るろ材の量も多くなるので、バクテリアの量も増やすことができます。綺麗な水槽を維持したい場合は一つサイズの大きな濾過フィルターを使用するのがおすすめです。

ただ、大きい濾過フィルターを使用すると水流が強くなってしまい、熱帯魚が疲れてしまったり底砂が動いてしまうので注意してください。

活性炭を使用する

活性炭を使用するのが1番簡単に水槽の水を透明にすることができます。

活性炭は水槽の濁りを吸着してくれるので、活性炭を入れれば翌日には水が透明になります。流木のアクや餌の食べ残しが原因の茶色や黄色い濁りが特に吸着してくれます。

活性炭は汚れを吸着してくれますが限界があります。いつまでも汚れを吸着してくれるわけじゃないので、定期的に交換する必要があります。

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水が茶色く濁る原因

流木などを入れていると水が茶色く濁ることがあります。

茶色く濁る原因は流木などから出るタンニンが原因です。この濁りは水質が悪化しているわけではないので、熱帯魚の飼育に問題はないので、気にならないのであればそのままにしても平気です。

茶色く濁るのが嫌な場合は流木のアク抜きをするか、活性炭を入れてタンニンを除去するのがいいと思います。

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