水槽で飼育できる魚の数とは?水槽のサイズと魚の飼育数の関係を紹介!!

2018年7月4日

水槽で飼育できる魚の数とは?水槽のサイズと魚の飼育数の関係を紹介!!

アクアリウムを始める際に特に気をつけないといけないのが、過密飼育です。初めて熱帯魚を飼育するときは、水槽にどのぐらいの数の熱帯魚を入れて良いのかわからないことが多いと思います。今回の記事では、水槽で飼育することができる魚の数について紹介してます。

飼育環境によっても違いますが水槽には適切な飼育数があります。

あまり過密に飼育してしまうと水質も悪化しやすくなるので管理が大変いなります。なので、初めて熱帯魚を飼育する場合はあまり過密な状況で飼育しないようにしましょう。

今回の記事では、水槽で飼える熱帯魚の数について紹介するので、アクアリウムを始めてみようと思う方は読んでみてください。

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水槽に適切な魚の数とは

熱帯魚

水槽に適切な魚の数は、魚の体長が1cmに対して1リットルの水が必要と言われています。

かなり大雑把な計算ですが、余裕を持った計算になっているので、初めてアクアリウムをする方はこの計算通りに魚の数を揃えるのがいいと思います。

60×36×30cm水槽の場合でもはだいたい60リットルの水が入ります。底砂や流木を入れるともう少し水量は少なくなりますが、フィルターの中にも水は入るので、60リットルで計算します。

3cm前後の熱帯魚を飼育する場合は60cm水槽であれば20匹まで飼育することができます。

90×45×45cm水槽の場合は160リットルぐらい水が入るので、3cm前後の熱帯魚を飼育する場合は、53匹飼育することができる計算になります。

計算してみると少ないように感じると思います。余裕を持った計算方法なので、安全に飼育ができるように少なめになっています。

初めはこのぐらいの飼育数で飼育して、水質の管理に慣れてきたら少しずつ飼育する数を増やして行くのがいいと思います。

水槽内の魚の数を増やしたい

先ほど紹介したのか失敗が少なく安全に飼育することができる数です。飼育していたら、もっと沢山熱帯魚を飼育したい方もいると思います。

水槽の管理さえちゃんとできれば、水槽にそれなりの数の熱帯魚を入れても飼育することができます。簡単に水槽内の魚の数を増やし方を紹介します。

バクテリアの数を増やす

水槽を立ち上げたばかりでは、水槽内にバクテリアが定着していないので、水質が安定しずらいです。

バクテリアが定着していない水槽で魚の数を増やすと、すぐに水質が悪化してしまいます。なので、飼育する魚の数を増やしたい場合はしっかりバクテリアを定着させるようにしましょう。

水槽の掃除をした時にバクテリアの数が少なくなってしまうので、掃除をするときはバクテリアが少なくならないように気をつけましょう。

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性能の高いフィルターを使う

フィルターの性能が良ければ飼育できる魚の数を増やすことができます。フィルターの性能が高かったり、フィルター内に入る水の量が多ければ水質も安定しやすいので、飼える魚の数も増えます。

ろ材の入る量が多ければ、それだけバクテリアの数も増えます。飼育する熱帯魚を増やしたい場合はフィルターを2台設置したり、60cm水槽を使用しているなら90cm水槽用のろ過フィルターを設置するようにしましょう。

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水草を入れる

アナカリスなど水の浄化能力が高い水草を入れておくと、水質が悪化しずらくなります。水草を入れておくと魚の隠れ家にもなって、ケンカや縄張り争いも少なくなります。

アナカリス・ナナなどであれば育てるのも簡単なので、水槽に入れておくのがいいと思います。

水換えの頻度を増やす

どんなに良いフィルターを使ったり、バクテリアの量が多くても水は汚れて行きます。なので、熱帯魚を飼育する場合は水換えをする必要があります。

水換えを1週間に1回行うことが出来る場合は多少過密に飼育しても問題なりませんが、あまり水換えをすることができない場合は魚の数を抑えるようにしましょう。

過密飼育のサイン

飼育数が多すぎると水質が悪化してしまい様々な問題が発生します。問題が発生してしまったら、飼育数を少なくするか、濾過フィルターを増設するなど対策をしましょう。

過密飼育のサイン
  • 水が濁る
  • 水が臭う
  • 熱帯魚が体調を崩す

水が濁る

水質が悪化してくると水の透明度が落ちて白く濁る場合があります。水質が悪化すると生体にダメージを与えてしまうので気をつけてください。

水槽の水が濁ってしまうのはバクテリアの不足や水換え不足が原因です。濁ってきたら早めに水換えを行い、水換えをしてもすぐにまた濁ってしまう場合は濾過フィルターを増やすか飼育数を減らすようにしましょう。

水が臭う

通常であれば飼育水が臭うことはありませんが、水質が悪化していると生臭さやアンモニアなどの匂いがしてきます。

バクテリアがしっかり定着していて、生物濾過がされていれば臭うことはありません。飼育水が臭う場合は飼育環境を見直しましょう。水槽の掃除をしすぎることで、バクテリアが流されてしまい濾過能力が下がってしまいます。

ろ材や底砂を掃除する際は全部は洗わないようにして半分づつ洗うようにして、バクテリアが全部流れないようにしましょう。

熱帯魚が体調を崩す

飼育したばかりだと体調を崩しているサインはわかりづらいと思います。

主に水面付近を漂っている場合は弱っていたり、酸欠になっている可能性があります。何匹も水面付近をフラフラと泳いでいる場合は水質が悪化している証拠なので、ちゃんと水換えをして水質を改善するようにしましょう。

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