ミナミヌマエビの混泳について!混泳にオススメの生体や混泳させる時の注意点を紹介

2016年3月17日

ミナミヌマエビの混泳について!混泳にオススメの生体や混泳させる時の注意点を紹介ミナミヌマエビ

ミナミヌマエビは色々な魚と混泳させることができます。苔を食べてくれたり熱帯魚の餌の食べ残しを食べてくれたりもするので、水槽の掃除役として様々な熱帯魚と混泳されることが多いです。混泳されることの多いエビですが、食べられてしまうこともあるので、混泳させる場合には必要です。今回の記事では、ミナミヌマエビを混泳させる時に気をつけて欲しいことを紹介します。

ミナミヌマエビはエビの中でも飼育が簡単な種類です。

飼育が簡単なので初めてエビを飼育しようと思う人にはとてもオススメです。ミナミヌマエビは水槽のコケや餌の食べ残しを食べてくれるので、水槽の掃除役としても役立ってくれます。

小型の熱帯魚となら大体混泳させることができるので、メダカなどの小型の魚を飼育している人はぜひミナミヌマエビも一緒に飼育してみてください。ミナミヌマエビは飼育の簡単な生体ですが、混泳相手によっては食べられてしまうことがあるので注意が必要です。

今回の記事では、ミナミヌマエビを混泳させる時に気をつけて欲しいことを紹介するので、ミナミヌマエビを導入しようと思っている方はぜひ読んでみてください。

ミナミヌマエビの飼育方法は下記でも紹介しているのでそちらも読んでみてください。

水草のコケ取りに最適!ミナミヌマエビの飼育方法を紹介!!

ミナミヌマエビは混泳でも繁殖できる?

ミナミヌマエビ抱卵

ミナミヌマエビを繁殖させたい場合は混泳させないで飼育するのがオススメです。

混泳相手の熱帯魚によっては混泳させていても繁殖させることができますが、どんな熱帯魚と混泳させていても稚エビは食べられてしまうので、産卵はしていても稚エビが増えていかないことがあります。

ミナミヌマエビは単独飼育であれば繁殖は簡単なので、混泳させたい場合は別の繁殖用の水槽を用意して、そこで単独で飼育するのがオススメです。

ミナミヌマエビを混泳させるときの注意点

ミナミヌマエビ

混泳相手や飼育環境によっては混泳水槽でもミナミヌマエビを繁殖させることができます。ミナミヌマエビが繁殖することができる環境を作るための注意点を紹介します。

ミナミヌマエビと混泳できるのは小型の熱帯魚のみ

ネオンテトラ

ミナミヌマエビに限らず、エビは熱帯魚にとっては格好の餌となってしまうので、ミナミヌマエビが口に入らないぐらいのサイズの魚としか混泳することができません。

特にオススメなのがメダカやグッピー、ネオンテトラなどの小型の熱帯魚です。小型の熱帯魚であれば大人のミナミヌマエビを食べることはありません。

ただ、グッピーやネオンテトラでも稚エビは食べてしまうので、繁殖させる場合は稚エビが食べられないように飼育環境を作るようにしましょう。

プレコやオトシンなどのエビを捕食できない形状の口をしている熱帯魚とならサイズが違くても混泳することができるので、安全に混泳させようと思ったらオトシンやプレコがオススメです。

オトシンクルスやプレコは低層を泳ぐのでミナミヌマエビと混泳させていると餌が不足してしますことがあります。

プレコ用のタブレットの餌はミナミヌマエビも好きで食べてしまったり、持って行ってしまいます。オトシンクルスやプレコが痩せてしまうことがあるので、痩せてしまっている場合は別の水槽で飼育するようにしましょう。ミナミヌマエビと混泳できる熱帯魚を紹介!!

隠れ家を十分に用意する

グッピーやカラシン、コリドラスなどの小型の熱帯魚とも混泳させることができますが、混泳させる場合はちゃんと隠れ家を用意してあげましょう。

隠れ家を用意してあげないと混泳させている熱帯魚にイジメられたり食べられしてしまいまうことがあります。隠れ家を用意してあげるだけで、食べられてしまうことが少なくなるので、用意してあげてください。

ビューシュリンプ用の隠れ家などが販売されているので、そういったものを設置するか、小さな土管などを設置してください。

隠れ家がないとストレスを感じて、食欲が落ちたりすることがあります。安心できる環境で飼育することで長生きさせることができるので、ちゃんと隠れ家を用意してミナミヌマエビが安心して暮らせるようにしてあげましょう。

水草を設置する

ミナミヌマエビを飼育する場合は水草を設置するようにしましょう。

水草はミナミヌマエビの隠れ家にもなってくれるし、ミナミヌマエビの糞を栄養分として吸収してくれたり、光合成によって酸素を作ってくれるので、ミナミヌマエビを飼育する場合は設置するようにしましょう。

ミナミヌマエビが繁殖した場合にも、水草は稚エビの隠れ家になってくれるのでオススメです。ミナミヌマエビは寿命が1年ぐらいしかないので、ミナミヌマエビを飼育し続けるには繁殖させることが欠かせません。うまく繁殖させる為にはウィローモスは欠かせないので、ミナミヌマエビを飼育する際は一緒に購入するようにしましょう。

ウィローモスを丸めて水槽に入れておけば熱帯魚が入れない隙間をいっぱい作ることができます。この隙間が稚エビの隠れ家になるので、混泳している熱帯魚に食べられるのを防ぐことができます。

ウィローモスはミナミヌマエビの餌にもなります。水草についた苔や新芽を食べるので、ウィローモスを入れておけば餌不足になることはありません。

また、エビは掴まれるところがないとストレスを感じて死んでしまうことがあります。ベアタンク水槽に何も入れずに飼育していると掴まれるところがないのでずっと泳ぎ回ってしまい、疲れて死んでしまうことがあります。

なので、水草を設置してエビが休める場所を作る必要があります。水草じゃなくても掴まれれば何でもいいのですが、繁殖させることなどを考えるとウィローモスを設置するのがいいと思います。

ミナミヌマエビとの混泳にオススメの生体

ミナミヌマエビ

ミナミヌマエビとの混泳にオススメの生体を紹介します。

貝類

1番安全にミナミヌマエビと混泳させることができるのが貝類です。

ヒメタニシやラムズホーンなど熱帯魚ショップで良く販売されている貝類と混泳されることが多いです。貝類は動きが遅いのでエビを襲うことがなく、稚エビも安全に飼育することができます。

稚エビを食べることがないので、貝類となら混泳させながら繁殖させることができます。

同じエビ類

レッドビーシュリンプなどの小型のエビとも安全に混泳することができます。

同じ水槽で様々なシュリンプを飼育するのも楽しいと思います。同じ種類のエビも稚エビも食べてしまうので、エビ同士を混泳させる場合でも稚エビが隠れられる場所をちゃんと用意しておきましょう。

しっかりと隠れ家を用意しておけば稚エビも食べられることも減るので繁殖させることができます。レッドビーシュリンプの他にも色々な体色のシュリンプがペットショップで販売されています。熱帯魚ショップに行くと色々なカラーシュリンプを混泳させている水槽を見かけることがあります。

メダカ

ミナミヌマエビとメダカはよく一緒に飼育されています。

メダカは上層〜中層を泳いでいることが多いので、ミナミヌマエビと接触することも少なく、お互いストレスなく混泳させることができます。

自然下でも共存している生き物なので水槽内でも安全です。死んだエビをメダカを食べることはありますが、生きているエビをメダカが襲うことはありません。ただ、稚エビはメダカに食べられてしまうので、繁殖させる場合は注意してください。

ネオンテトラ・カージナルテトラ

ネオンテトラ

ネオンテトラやカージナルテトラもミナミヌマエビとよく混泳されます。

ネオンテトラやカージナルテトラは小型の熱帯魚で飼育しやすいので初めて熱帯魚を飼育する方にもオススメの種類です。

メダカと同様に性格が大人しく喧嘩をすることもないので、ミナミヌマエビを襲うことはありません。ネオンテトラも稚エビは食べてしまうので、繁殖させる場合は気をつけてください。

グッピー

グッピー

グッピーもミナミヌマエビと混泳させることができます。

グッピーは上層を泳いでいることの多い魚で、ミナミヌマエビと生活圏が被らないので、お互いストレスなく生活することができます。メダカたネオンテトラ同様にグッピーも稚エビは食べてしまうので、繁殖させたい場合は注意が必要です。

オトシンクルス

オトシン

オトシンクルスは水槽のコケ取り生体として人気の高い熱帯魚です。

ミナミヌマエビはガラス面についてコケや底砂の間にある餌の食べ残しを食べます。オトシンクルスはエビがあまり食べない水草の葉についたコケを食べてくれるので、オトシンクルスとミナミヌマエビが水槽の掃除役として飼育されることが多いです。

オトシンクルスもおとなしい魚なのでミナミヌマエビを食べることがなく安全に飼育することができます。

ただ、餌が足りなくなってしまいオトシンクルスが餓死してしまうことがあります。プレコ用のタブレット状の餌をミナミヌマエビが持って行ってしまい、オトシンクルスが餌を食べられないことがよくあります。

エビと餌の取り合いをしてしまうことがあるので、混泳させる場合はオトシンクルスがちゃんと餌を食べられているかよく観察してください。オトシンは痩せてくるとお腹が凹んでくるので、ガラスに張り付いているときにお腹を確認してください。

プレコ

ブルーフィンプレコ

プレコは苔を食べてくれるので、水槽の掃除役として飼育されることが多い熱帯魚です。

プレコは吸盤状の口でガラス面や流木などに吸い付いて流木やガラスについている苔を食べます。オトシンクルスと同様に低層にいることが多い魚で、ミナミヌマエビと生活圏は被ってしまいますがおとなしい魚なのでミナミヌマエビを襲うことはありません。

ミナミヌマエビ同様に苔を好んで食べるので、餌を与えると取り合ってしまうことがあります。プレコ用の餌をミナミヌマエビが持って行ってしまうことがあるので、混泳させる場合はプレコが痩せていないかよく観察するようにしましょう。

プレコも痩せているとお腹が凹んできます。さらに痩せると目がくぼんでくるのでお腹と目を観察してください。ミナミヌマエビの餌について!餌を与える頻度や量、餌を与えない飼育について紹介!!

ミナミヌマエビと混泳できない熱帯魚について

熱帯魚によってはミナミヌマエビを餌だと認識しているので、一緒に飼育していると食べられてしまいます。混泳相手によってはミナミヌマエビを導入してから数日で全部食べられてしまうことがあります。

シクリッド系

シクリッド

グラミーやエンゼルフィッシュなどのシクリッド系の魚とは相性が悪いです。

エンゼルフィッシュやグラミーはどの種類もエビを好んで食べるので、混泳させているとほとんど食べられてしまいます。5cmほどの小さなグラミーでもエビを食べてしまうのでシクリッド系の熱帯魚とは混泳させないようにしましょう。

フグ系

アベニーパファーは淡水でも飼育することができる小型のフグで、見た目も可愛らしいのでペットとして人気があります。

可愛らしい熱帯魚ですがフグ系の魚もエビは大好物なのでエビを食べてしまいます。アベニーパファーは口が小さいので大人のミナミヌマエビを食べることはできないかもしれませんが、性格は凶暴なので大人のミナミヌマエビを襲ってしまうことがあります。

稚エビも食べられてしまうので、混泳には向いていません。

大型魚

体長が大きかったり口が大きい魚と混泳させると簡単に食べられてしまうので、当たり前ですが大型の魚とは混泳させないようにしましょう。

ナマズ系の魚で口が大きな魚と混泳させていると食べられてしまいます。口の小さいドジョウとであれば混泳させることができますが、エビが口に入るサイズの魚と混泳させると食べてしまうので注意してください。

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