コリドラスを繁殖について!コリドラスの繁殖方法や繁殖行動・繁殖しやすい種類を紹介!!

2019年6月13日

コリドラスを繁殖について!コリドラスの繁殖方法や繁殖行動・繁殖しやすい種類を紹介!!

コリドラスは飼育が簡単な種類の熱帯魚で、繁殖させることも他の魚に比べれば簡単です。オスとメスを一緒の水槽に入れてあげれば、ほっといていても卵を生むことがあります。なので、熱帯魚を繁殖させてみたいって思う人はコリドラスの繁殖に挑戦してみるのがいいと思います。今回の記事では、コリドラスを繁殖させるために大切な3つのことを紹介します。

コリドラスは種類も多くコレクション性も高く見た目も可愛いのでペットとしてとても人気の高い熱帯魚です。

コリドラスは値段も安く飼育も簡単なので、初心者でも飼育しやすいです。繁殖させることもできるので、飼育に慣れてきたら繁殖に挑戦してみるのもいいと思います。

コリドラスの飼育方法や飼いやすいコリドラスはこちらの記事で紹介しているので、コリドラスを飼おう!飼いやすいコリドラスと飼育方法を紹介します!!こちらの記事も読んでみてください。

今回の記事では、コリドラスを繁殖させる方法を紹介するので、コリドラスを繁殖させようと思っている人はぜひ読んでみてください。

それではコリドラスの繁殖方法を紹介します。

コリドラスの繁殖は難しい?

コリドラスパンダ

コリドラスは飼育も簡単で繁殖させることもそれほど難しくありません。

特別な器具も必要ないので、ちゃんと飼育することができれば誰でも簡単にコリドラスを繁殖させることができます。コリドラスだけで飼育して入れば自然に繁殖することもあるほど、コリドラスの繁殖は簡単です。

ナマズの仲間ではプレコなども繁殖させることができますが、プレコに比べてもコリドラスの方が繁殖が簡単です。アクアリウムを初めて、熱帯魚を繁殖させてみたいって思うようになったら、コリドラスから初めてみるのが良いと思います。

ちゃんとした飼育環境でコリドラスだけを飼育していれば、アクアリウム初心者の人でもきっと繁殖に成功すると思います。

他の熱帯魚と混泳させていたりすると卵が食べられてしまって、なかなか増えないこともあるので、しっかりと増やしたい場合は繁殖環境を作って、ちゃんと卵を隔離して繁殖に挑戦するのがいいと思います。

繁殖しやすいコリドラスの種類について

コリドラスは種類によって繁殖のしやすさが違います。

ロングノーズなどの販売価格の高いコリドラスは繁殖がとても難しいので自宅で繁殖をすることはできません。コリドラスを繁殖させる場合は繁殖しやすい種類で挑戦してください。

コリドラスの中でも特に繁殖させやすいので、白コリドラスと青コリドラスと赤コリドラスです。もともと水質の変化にも強く体も丈夫なので、飼育しやすいコリドラスで繁殖もさせやすいです。

販売価格も安いので初めてコリドラスを飼育する場合にオススメの種類です。

もっと綺麗な見た目のコリドラスで繁殖に挑戦してみたい場合はコリドラスパンダかコリドラスステルバイがオススメです。パンダとステルバイも飼育が簡単で、販売価格も安いので初心者の人でも買いやすい種類です。

パンダとステルバイはブリード個体が多く出回っていいて日本の水質にも合いやすく繁殖させやすい種類です。

コリドラスの繁殖に必要な水槽のサイズについて

コリドラスを繁殖させる場合は5〜10匹ほどを同じ水槽で飼育する必要があります。

コリドラスはオスとメスを見分けるのが難しいので、少なくても5匹以上を一緒に飼育するのがオススメです。飼育する数が増えれば性別が片方しかしないという失敗を避けることができます。また、オスとメスにも相性があるので、飼育する数が多い方が繁殖は成功しやすいです。

コリドラスは意外にフンの多い熱帯魚で水を汚しやすいので体長に比べて大きめの水槽が必要になります。使用する濾過フィルターによりますが、45cm水槽であれば5匹ほど、60cm水槽であれば10匹ほど一緒に飼育することができます。

なので、繁殖させる場合は45cm水槽以上のサイズが必要になります。大きな水槽の方が水質も安定しやすく、飼育できるコリドラスの数も増えるので、繁殖に挑戦する場合は60cm水槽で飼育するのがオススメです。60cm水槽になると重量も重いので水槽を設置する場合は水槽台が必要になります。

水槽は水平な場所に設置しないと1箇所に水圧がかかってしまい寿命が短くなってしまいます。家具などに設置すると家具が歪んでしまうので注意してください。

コリドラスの産卵場所について

コリドラス卵

コリドラスは主に水草に産卵します。

コリドラスの卵は粘着性があり、水草や流木、水槽のガラス面など様々な場所に産みつけます。水草以外にも産み付けることがありますが、水草を入れておくと高い確率で水草に産みつけてくれます。

コリドラスの繁殖方法でも紹介しますが水草を入れておいたほうが、卵を隔離するのが楽なのでコリドラスを繁殖させる場合は水草を設置しておきましょう。

コリドラスの繁殖方法について

ステルバイ

コリドラスのオスとメスを同じ水槽に入れる

当たり前ですがオスとメスのペアのコリドラスを同じ水槽に入れなければ、コリドラスを繁殖させることはできません。

なので、繁殖させようと思ったら、オスとメスのコリドラスを用意しましょう。

コリドラスのオスとメスを見分けるためには、お腹の大きさを見ましょう。

お腹の横側がふっくらとして、ちょと太っているのがメスになります。上から見てメスがお腹が膨らんでいて、オスはシュッとしています。横から見ると見分けづらいですが、上からみると見分けやすいです。

ある程度成長しないとオスとメスを見分けるのは難しいです。オスとメスの見分けは結構曖昧で、オスっぽい個体とメスっぽい個体としか見分けることができません。

お店の人に聞けばどれがメスでどれがオスかを見分けてくれる場合があります。お店に行ってコリドラスのオスとメスを見分けて購入する場合には、オスを少し多めにした方が産卵する可能性が上がると言われています。

コリドラスのオスとメスはお腹のふっくらさ以外には、お腹についているヒレで見分けることができます。

お腹についている小さい方のヒレが丸みを帯びているのがメスで、細く尖っているのがオスになります。最初は見分けるのが大変だと思うので、コリドラスを10匹ほど同じ水槽で飼育するのがいいと思います。

栄養価の高い餌を与える

コリドラスを繁殖させるためにはまずは親になるコリドラスをちゃんと飼育して、しっかりと成熟させる必要があります。

繁殖に挑戦する場合は栄養価の高い餌を与えて飼育することが多いです。コリドラスを繁殖させる場合にはイトメや冷凍の赤虫を与えて飼育することが多いです。

イトメや赤虫は指向性が高く、栄養価も高いのでオススメです。他にはブラインシュリンプを大人のコリドラスに与えて飼育する方もいます。

飼育が簡単なコリドラスであればそこまで気にしなくても、ちゃんと餌を与えて飼育して入れば繁殖させることができます。

水流を作る

コリドラスは水流がある場所に生息していて、水流がある環境を好みます。水流があった方が運動不足を予防することができます。

また水流があった方がフンなどが一箇所に集まるようになるので水槽の掃除がしやすくなります。ある程度水流があって運動することができる環境の方がコリドラスも繁殖しやすいように感じます。

ただ、稚魚は泳ぐ力も弱いので、水流が強いと疲れて落ちてしまいます。稚魚を隔離水槽で育てる場合は水流が弱く稚魚を吸い込まないスポンジフィルターを使用するのがおすすめです。

隠れ家を多めに設置

コリドラスは臆病です。

ストレスがない方が繁殖しやすいので、コリドラスを繁殖させる場合はストレスが軽減するように隠れ家を多めに設置するのがいいと思います。隠れ家は土管などで大丈夫です。

個体の数だけ隠れ家がないと喧嘩してしまうこともあるので、ちゃんと隠れ家を用意してストレスがかからない環境で飼育するようにしましょう。

他の熱帯魚と混泳させていると怖がってしますことがあります。自分より大きな熱帯魚と混泳させていると怖がって隠れ家から出なくなってしまうので、混泳させる場合は混泳相手に気をつけてください。

水草を用意する

メダカとアヌビアス

コリドラスは水草に卵を産みつけるので、水草を用意してあげてください。

コリドラスは水草や水槽のガラス面に卵を産みつけます。水草はアマゾンソードやアヌビアス・ナナなどを水槽に入れておきましょう。

コリドラスが産卵するときは、大きめの水草に卵を産みつけるので、アナカリスなどの細めの水草よりもアマゾンソードやアヌビアスといった葉っぱが大きめの水草の方が卵を産みつけやすいみたいです。

コリドラスは産卵の時期になるとオスがメスを追いかけて水槽の中を泳ぎまくるので、しっかり設置していないとすぐに水草がぐちゃぐちゃになってしまいます。

水草を設置するときは流木にくくり付けたり、岩にくくり付けたりして設置してください。底砂に植えているとコリドラスが掘り返してしまうことがあるので注意してください。

産卵したら卵は回収するので水槽のセッティングはなるべく簡単は方がおすすめです。水草に卵を産んでくれた方が卵を後で隔離するのが簡単なので、水草を入れておくようにしましょう。

水草や流木が浮いてしまったりしてうまく設置することができない場合はこちらの記事を読んでみてください。流木が浮いてしまってうまくレイアウトできい時の正しい対処法を紹介

卵を隔離する

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水草や水槽のガラス面にコリドラスの卵を発見したら、隔離するようにしましょう。そのままにしていると、卵を食べられてしまったり、生まれたばかりのコリドラスの赤ちゃんが食べられてしまうことがあります。

なので、コリドラスの卵を発見したらすぐに別の水槽やサテライトに隔離するようにしましょう。水温の管理などが大変だと思う人は、同じ水槽内に仕切りを付けたりして隔離するのも良いと思います。

水草に産み付けられている卵はそのまま水草ごと移動させて、ガラス面に付着している卵は指でそっとすくったり、スポイトで吸い取ったりして回収することができます。

ただ、卵の孵化が近づいてくると卵が柔なくなって潰れやすいんで気をつけてください。

水槽内隔離箱という名前で色々な所から販売されているので、用意しておくのが良いと思います。

卵は産卵してから5日もすれば孵化します。孵化するまでは、卵にカビが生えないか良くチェックしてください。ひとつの卵にカビが生えてしまうと他の卵にもカビが移ってしまうので、カビの生えている卵が見つかったらすぐに撤去してください。

卵が重なっているカビが生えてしまい他の卵にも感染してしまうので、卵はなるべく重ならないようにして隔離するようにしましょう。水が循環している方がカビが発生しづらいので、卵を隔離するときはエアレーションを使い水を循環させるようにしましょう。

コリドラスの稚魚を飼育する

コリドラスの赤ちゃんが孵化したら、2〜3日経ってから稚魚用の餌をあげてください。コリドラの稚魚にはヨーサックがついているので、2〜3日ぐらいは餌をあげる必要がありません。

稚魚の餌にはプラインシュリンプがオススメです。ブラインシュリンプは栄養価も高くて、コリドラスの骨格がしっかりするので、背骨が曲がったりすることが少なくなります。

なので、可能であれば稚魚用の餌は最初の1日だけにして、その後はプリンシュリンプで飼育するのが良いと思います。2週間もたてばだんだんとコリドラスっぽくなってきます。

2㎝ぐらいの大きさまで成長したら、大人のコリドラスと同じ水槽で飼育することができます。

コリドラ以外に熱帯魚を飼育していない場合は水槽内で自然に繁殖させることができます。簡単に繁殖させたい場合はコリドラスだけで飼育して自然繁殖させるのがいいと思います。コリドラスの稚魚の飼育についてかあとで詳しく紹介します。

コリドラスの繁殖行動について

ステルバイ

コリドラスの繁殖行動について紹介します。順番に紹介するので、コリドラスを繁殖させようと思っている人はぜひ注意して見てみてください。

オスがメスを追いかけ回す

コリドラスのオスは好きなメスができるとメスをすごく追いかけ回します。水槽を覗いても隠れるような素振りも見せずに、メスを追いかけ回すようになったら、産卵が近いかもしれません。

オスのお腹に口をつける

コリドラスのオスがメスを追いかけ回すようになって、メスもオスを受け入れるようになると、メスはオスのお腹に口をつけるようになります。Tポジションと呼ばれる行動で、この行動が見れたら産卵が近いです。

コリドラスのオスはメスの口に精子を出して受精します。コリドラスのオスがメスの口にお腹押し付けるようになったら、あとはメスが水草を探して卵を産みつけるだけです。

産卵した卵を隔離しないと他の熱帯魚に食べられてしまったりするので、Tポジションが見えたら毎日産卵していないか確認して、見つけたらすぐに産卵箱などに隔離するようにしましょう。

コリドラスの稚魚を飼育するときの注意点

水質の悪化に気をつけてちゃんと飼育して入れば産卵までは簡単です。ただ、稚魚を飼育する際は注意が必要です。簡単にコリドラスの稚魚の飼育方法について紹介します。

稚魚の餌にはブラインシュリンプがおすすめ

稚魚用の餌で飼育することもできますが、個体によってはちゃんと餌が食べられなくて死んでしまうことがあります。稚魚を飼育するときはあらかじめブラインシュリンプを孵化させておくのがオススメです。

コリドラスは孵化してから2〜3日ほどはヨーサックから栄養を吸収して過ごします。ヨーサックがあるうちは餌を食べないので、ヨーサックがなくなってから与えるようにしてください。

ブラインシュリンプは他の餌に比べて栄養価も高いので、稚魚の餌にオススメです。稚魚がある程度大きくなると冷凍のアカムシを食べることができるようになります。アカムシも栄養価が高い餌なので、稚魚がある程度大きくなったらアカムシに切り替えるのがいいと思います。

稚魚は1度にたくさんの餌を食べることができないので小まめに与えるのがおすすめです。給餌の頻度は1日に2〜3回ぐらいがおすすめです。

ブラインシュリンプの他にはコリドラス用の人工餌も食べることができます。コリドラス用の人工餌を与える際は小さくすり潰してから与えてください。

小まめに水換えをする

稚魚は水質の変化や水質の悪化に弱いです。

また、稚魚を育てる際は給餌回数が多くなるので水質が悪化しやすいです。水質が悪化しやすい上に稚魚は水温や水質の変化に弱いので水換えは小まめに行い水質が悪化しないようにしましょう。

毎日水槽の5分の1ほど水換えするのがおすすめです。

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最後に

ちゃんとした環境でコリドラスのオスとメスを飼育していれば、いずれ交尾して産卵をします。水温が低すぎたり、水質が悪かったりすると、産卵が起きないことがあるので、飼育環境には十分注意して飼育してください。

コリドラスが産卵して稚魚が生まれたら、次は稚魚を育てる段階です。

始めて生まれたばかりの魚を育てるのは大変だと思いますが、是非元気なコリドラスを育ててみてください。

コリドラスの稚魚が生まれた時の対処法はこちらの記事で紹介しているので、ぜひそちらも読んでみてください。

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