ベタを飼育しよう!!省スペースでも飼えるベタの特徴と飼育方法を紹介!!

2018年5月27日

ベタを飼育しよう!!省スペースでも飼えるベタの特徴と飼育方法を紹介!!

ベタは非常に美しい魚です。飼育も簡単で、種類も多いのでベタはとても人気の熱帯魚です。省スペースで飼育することができるので初心者の方でも簡単に飼育することができます。今回の記事ではベタの特徴や飼育方法について紹介します。

ベタは1匹での単独飼育が基本になりますが、省スペースで飼育することができ、酸欠になることもないので、初心者の方でも簡単に飼育することができます。大きなヒレが美しく、種類も豊富なので、とても人気の熱帯魚です。

繁殖させることも簡単なので、初心者の方でも飼育から繁殖まで楽しむことができます。ベタは水質に気をつければ濾過フィルターがなくても飼育することができ、瓶やコップなど小さなケースでも飼育することができます。

今回の記事では、ベタの特徴や飼育方法を紹介するので、ベタを飼ってみたい方はぜひ読んでみてください。

ベタの選び方について!ベタを選ぶときの注意点を紹介!!

ベタについて

ベタ

ベタは飼育も簡単で見た目もとても綺麗なので、熱帯魚と言うとベタをイメージする人も多いと思います。

ベタは昔から観賞魚として人気があり、品評会が様々な場所で行われています。種類も多く、綺麗なベタがとても多いので、飼ってみたい人も多いと思います。

ベタにはラビリンス器官という呼吸器官がついています。ラビリンス器官があるので直接空気中から酸素を取り込むことができます。直接酸素を取り込むことができるので、フィルターやエアレーションがなくても飼育することができます。コップやプラケースで飼育することが出来るので、机の上など省スペースで飼育することができます。

特別な道具がなくても飼育することが出来るので、簡単に熱帯魚を飼ってみたい人や飼育が簡単な熱帯魚を飼ってみたい人にはベタがとてもオススメです。

ベタは品種改良が盛んに行われているので、実にたくさんの種類がいます。品種改良が行われているベタの他にも野生のままの姿をしているワイルドベタも存在します。

一般的にベタとは改良ベタのことを指し、今回の記事でも改良ベタについて紹介します。

ベタの寿命について

ベタの寿命は平均で1〜5年ほどと言われています。

年老いたベタを購入してしまうと1年ほどで亡くなってしまうことがあるので、購入する際は若い個体を選ぶようにしましょう。若い個体は活気があり動きも早いですが、年を取ったベタは動きがゆっくりです。また年老いたベタは若いベタよりも成長しているので、ヒレが立派に成長しています。

ベタは寿命の幅が広く寿命の差は飼育環境だけでなく遺伝によっても決まると言われています。短命な遺伝子を持っているベタだと、飼育環境が良くても1年ほどで死んでしまうことがあります。

改良ベタは種類が多い

改良ベタは品種改良が盛んに行われているので、種類が豊富です。種類が豊富なので全てを紹介することはできませんが、代表的なベタについて紹介します。

トラディショナルベタ

トラディショナルベタ

べールテールとも呼ばれています。長くて綺麗なヒレが特徴的なベタで、ベタの中でも流通量が多くスタンダートなタイプです。改良ベタの中でも長い歴史を持っていて、流通量が多いので、ホームセンターやペットショップでよく販売されています。

流通量が多いのでベタの中でも特に値段が安いです。

トラディショナルベタは値段が安いことが多いですが、全てのトラディショナルベタが安いわけではありません。

クラウンテール

クラウンテール

ヒレがギザギザしていてかっこいいのがクランテールです。

このギザギザはヒレについている、軟条というものが伸びることで作られます。なので、子供の時からギザギザしているわけじゃなく、成長と共に軟条が伸びてギザギザになります。

クランテールを繁殖させて、稚魚から飼育すれば軟条が伸びていくのを観察することができます。フレアリングした時のヒレが王冠に見えるので、クラウンという名前が付いています。

ハーフムーン・スーパーデルタ

ベタは威嚇をするときにフレアリングと言ってヒレを広げます。

このときに尾びれが180度開く個体をハーフムーンと呼び、180度まで開かないとスーパーデルタと呼びます。

180度広がっているのにスーパーデルタとして販売されていたりもするので、名前にそこまで興味がないならそんなに気にしなくていいと思います。ハーフムーンはトラディショナルベタに比べて南条の数が多いので、尾びれが大きく開きます。

スーパーデルタの方が販売価格が安くカラーバリエーションも豊富なので人気があります。

プラカット

プラカットはヒレが短いベタのことを言います。

最初に紹介したワイルドベタに近いのがプラカットです。ワイルドベタのような力強さと綺麗な見た目が人気のベタです。

筋肉質なので、泳ぐのも上手で水槽の外に飛び出してしまうこともあります。他のベタも外に飛び出すことはありますが、プラカットは特に注意しておきましょう。

他の改良ベタに比べると縄張り意識が強く性格が凶暴なことが多いです。体も丈夫で飼育しやすいので、ベタの入門種として人気があります。

ベタの飼育に必要なもの

ベタ

それではベタの飼育に必要なものを紹介します。

ベタはペットショップなどではコップやビンで飼育されていることが多いです。ただ、初心者の方がコップやビンで飼育するのは難しいのでやめておいた方がいいです。

ペットショップでコップやビンで飼われているベタは毎日水換えがされていて、変える水もしっかりと管理されています。ビンやコップでは水量が少ないので、水質が悪化しやすく、水温も外気の温度に影響されやすいです。

毎日1回水換えが必要になってくるし、水温を管理しなければいけなくなるので、水槽で飼育するよりも大変です。なので、ベタは小型の水槽で飼育して、ちゃんと飼育設備を用意するようにしましょう。

ガラス水槽

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プラケースなどでも飼育することができますが、せっかく綺麗なベタを飼育するならガラス水槽がオススメです。小さいガラス水槽には25cmのキューブ水槽があります。見た目も良くてインテリア性もあるのでオススメです。

水槽を用意するときは最低でも20cm以上のものを用意するのがオススメです。ビンやプラケースで飼育することもできますが、始めて飼育する場合は小さくても良いので、水槽を用意するのが良いと思います。

ベタの水槽は何がいい?ベタ用の水槽の選び方とオススメの水槽を紹介!!

水槽以外の容器について

水槽以外にもプラケースや金魚鉢などでも飼育することができます。

先ほども紹介しましたがあまり小さいと水質が悪化しやすいのでなるべく大きめのものを用意しましょう。

ベタと金魚鉢やプラケース、ガラス容器などで飼育する場合は最低でも5Lほど水が入る容器を選んでください。

また、ベタは容器から飛び出してしまうことがあるので、フタも用意してください。密閉してしまう蓋だとベタが酸欠になってしまうので、蓋をする際は隙間を開けて、空気が通るようにしてください。

フィルター

水質を安定させることができるので、濾過フィルターを用意しましょう。

フィルターがなくても飼育することはできますが、あったほうが水質が安定しやすいので水槽の管理が楽になります。ベタは単独飼育をすることになるので、25cmのキューブ水槽を使えばそこまで水を汚しません。なのでフィルターは外掛けフィルターやスポンジフィルターで十分です。

ベタは水流に弱いので、フィルターを設置したら水流が強くなりすぎないように調整してください。スポンジフィルターを使う場合はエアーポンプも必要になるのでエアーポンプも一緒に用意しましょう。

フィルターは絶対に必要なわけではないので、水替えの頻度などが気にならない場合は特に設置しなくても大丈夫です。

ヒーター

ベタは他の熱帯魚と同じで25度前後が適水温になるので、ヒーターを用意して通年25度前後で安定させましょう。

夏場に水温が上がりすぎてしまう場合は冷却ファンを用意しましょう。

25cm水槽は水量も少なくすぐに水温が上がってしまうので、季節の変わり目や朝と夜で気温が大きく変わるときは気をつけるようにしましょう。

またベタは隙間が好きなので、ヒーターと水槽の隙間に入ることがあります。なので、ヒータにはちゃんと火傷を防止するヒーターガードをつけておきましょう。

ビンや金魚鉢などで飼育する場合は下に敷くパネルヒータータイプのヒーターもあるので、そういったものを使用しましょう。

パネルヒーター

金魚鉢やプラケースで飼育する場合はパネルヒーターを用意してください。

小さい容器に水槽用のヒーターを設置すると遊泳スペースが狭くなってしまいます。パネルヒーターの上に飼育容器をおくだけで水を温めることができます。

ただ、パネルヒーターは水槽用のヒーターではないので、保温力が弱く容器によってはちゃんと水温が上がらないことがあります。

室温によっても水温が変わってしまうので、水温が下がってしまう場合は部屋全体を暖かくするなどの工夫が必要です。

ネット

ベタは水槽の蓋の隙間から外に飛び出してしまうことがあります。

なので、ネットを用意して隙間ができないようにしておきましょう。ベタは水面に口を出して呼吸をするので、水面を覆ってしまうと呼吸ができなくなってしまいます。なので、ネットは水面を覆ったりしないように設置してください。

ベタの飼育方法

ベタは闘魚とも言われることがあります。縄張り意識が強く、同種同士で混泳するとどちらかが死ぬまで喧嘩をしてしまうことがあります。

ベタは気性が荒いので飼育する場合は単独で飼育するようにしましょう。

ベタを飼育する際の温度について

ベタを飼育する際は水村は25〜28度の間で安定させるようにしましょう。

ベタは暖かい場所に生息している熱帯魚なので、30度ほどまでであれば耐えることができます。ただ、水温が高くなりすぎると体力を消耗してしまうので、25〜28度の間で安定させるようにしましょう。

低温には弱いので、冬場はヒーターを設置して水温が下がらないようにしてください。

ベタの餌について

ベタを飼育するときは餌のあげすぎには注意してください。

ベタは餌を食べすぎてしまうので、餌を食べるからといって、ずっとあげていたらベタは食べすぎてしまいます。ベタ用の餌には1日○粒〜○粒と書かれているので、それを見てあげるようにしましょう。

最初は少なめにあげて様子を見るのがいいと思います。ベタも人間と同様に食べ過ぎが病気の原因になってしまいます。

餌は食べきれる量にして食べ残しが出ないようにしましょう。

水槽の掃除について

水槽の底にはベタのフンがたまります。

ベタの飼育で使う水槽は小さいので、プロホースを使うとすぐに水が抜けてしまいます。ベタを飼育する場合は水槽の掃除用のスポイトを用意するのがいいと思います。

フィルターを使って水槽で飼育している場合は週に1回か2週に1回程度水換えを行ってください。ビンなどで飼育する場合は水量にもよりますが、最低でも1週間に1回ほどは水換えをするようにしましょう。

水量が少ないと、水温も変化しやすくなるので、水替えのときは水温を合わせてから水を足すか、ゆっくり水を足すようにしましょう。

フィルターの掃除について

フィルターは定期的に掃除する必要があります。

ちゃんと水槽を掃除していればそんなに頻繁にやる必要はありません。2〜3ヶ月に1回を目安に汚れてきたら掃除をするようにしましょう。

水道水で掃除をするとフィルターに生息しているバクテリアが死んでしまうので、水槽のを少し取って軽く流すか、カルキ抜きした水を使うようにしましょう。

フレアリング

最初にも紹介しましたがベタは威嚇をするときにヒレを大きく広げます。これをフレアリングと言います。

ベタはフレアリングをしないとヒレが癒着してしまいます。なので、毎日にフレアリングをする必要があります。フレアリングをさせることで、運動にもなり美しく育てることができるので、毎日フレアリングをさせましょう。

フレアリングをさせる方法は鏡にベタを写すしたり、ベタの画像や写真を見せる方法があります。他には水槽に入っているベタを並べてフレアリングをさせる方法があります。

ベタ水槽を並べるときは仕切りを入れてお互いが見えないようにして、フレアリングさせたい時だけ仕切りを取りましょう。

ベタの繁殖について

ベタはペアの相性さえ良ければ繁殖はそこまで難しくありません。

ベタのオスは気性が激しいですが、繁殖期になると相性のいいメスには優しく接します。ベタは子育てをする熱帯魚なので、繁殖自体は簡単ですが、相性のいいペアを見つけるのは大変です。

相性の良いオスとメスを探す際は水槽内に隔離ケースなどを設置してオスとメスを隣同士で飼育してください。1日様子を見て威嚇をする様子がなければ同じ水槽で飼育してみてください。同じ水槽に入れた途端に喧嘩をしてしまうことがあります。

混泳させてメスのヒレがボロボロになってしまったり、オスがメスに攻撃されている場合はすぐにペアリングを中止してください。うまくいくと3〜5日ほどで産卵が行われます。

ベタの混泳について

ベタはメスに比べてオスの方が気性が荒く攻撃的です。オス同士を混泳させるとどちらかが死ぬまで喧嘩をしてしまいますが、他の生き物とであれば混泳させることができます。

ベタは縄張り意識が強いので、同じ遊泳層の熱帯魚と混泳させると喧嘩をしてしまいますが、プレコやオトシンなどの低層を泳ぐ熱帯魚とであれば混泳が上手くいくことがあります。

低層を泳ぐ魚と混泳させる場合も隠れ家を多く作って、いじめられている場合は別の水槽で飼育するようにしましょう。

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