オトシンクルスの水温について!オトシンクルスを飼育するときの水温と水質について紹介!
オトシンクルスは水槽の掃除役としてよく飼われている熱帯魚です。飼育が簡単な種類ですが水温の変化によって落ちてしまうことがあります。水質と水温の変化には敏感な熱帯魚なので飼育する際は水質と水温に注意が必要です。今回の記事では、オトシンクルスを飼育する際の水温と水質について紹介します。
オトシンクルスは水槽の掃除役として色々な魚と混泳されます。飼育も簡単なので、よく飼われる魚ですが、飼い方を間違えてしまうと、死んでしまうことがあります。餌を食べられなくて痩せてしまったりすることがあるので、飼育が簡単な熱帯魚と言われていても、飼育する際は注意が必要です。
今回の記事では、オトシンクルスを飼育する時の水温と水質を紹介するので、オトシンクルスを飼おうと思っている人は是非読んでください。
オトシンクルスの飼育方法は下記で紹介しているので、そちらも読んでみてください。
オトシンクルスの飼育について!オトシンの餌や混泳、種類について紹介!!
それでは、オトシンクルスの飼い方を紹介します。
オトシンクルスについて
オトシンクルスはナマズの仲間で南米に広く生息しています。
口が吸盤のようになっていて、この吸盤を使って流木や岩などについている苔をこそぎ落としながら食べています。体長は10cm程度と小型で、性格も大人しく他の熱帯魚と喧嘩をすることがないので、様々な熱帯魚と混泳させることができます。
オトシンクルスは苔を食べてくれるので、水槽の掃除役として飼育されることも多いです。セルフィンプレコのように大きく成長しないので、小型の水槽でも飼育することができて飼育も簡単なので様々な熱帯魚と混泳さてることが多い魚です。
コケを好んで食べますが実は雑食性で、コケ以外にも餌の食べ残しなどを食べることもできます。口が吸盤になっているので、水草や流木、水槽の側面に張り付いている苔も食べてくれます。柔らかい水草は食べてしまうので、水草水槽で飼育する際は注意が必要です。
オトシンクルスを飼育する時の水温と水質について
それではオトシンクルスを飼育する際の水温と水質について紹介します。熱帯魚を飼育する際に1番大切なのが水温と水質の管理なので、適切な水温と水質で管理するようにしましょう。
水温について
オトシンクルスを飼育する場合は水温は20〜28度の間で安定するようにしましょう。
水温が20度を下回ると様々な寄生虫や細菌が繁殖しやすくなるので、水温が下がり過ぎないように注意してください。水温が下がると白点病などの病気にかかりやすくなります。水温が低下することで寄生虫や細菌が繁殖しやすくなるだけでなく、熱帯魚の抵抗力も落ちてしまうので病気になりやすくなります。
オトシンクルスを飼育する場合は1年を通して25度前後になるようにヒーターを使用して飼育してください。水槽用のヒーターは急に壊れてしまうことがあるので、熱帯魚を飼育する場合は予備のヒーターも用意して、毎日水温が下がっていないか確認してください。
水質について
オトシンクルスはアマゾン川を中心に南米の多くの川に生息しています。アマゾン川にはたくさんの支流があり、場所によって水質も様々ですが、オトシンクルスを飼育する際はph6〜7の中性付近の水質を保てば問題なく飼育することができます。
弱酸性の水質を好む傾向になるので、ph6付近に保つようにするのがオススメです。phを下げようとしてマジックリーフなどを入れると急激にphが下がってしまうことがあります。オトシンクルスは水質の変化に弱いのでphを下げる場合は急激に下がらないよに注意してください。
オトシンクルスを飼育する際の注意点
飼育は簡単な熱帯魚ですが、飼育する際は気をつけなければいけないこともあります。簡単にオトシンクルスを飼育する際の注意点を紹介します。
導入時に気をつける
オトシンクルスに限らず、魚が1番死んでしまうのは導入時です。導入時に水温や水質が違いすぎる水に移してしまうとショックで死んでしまうことがあります。
オトシンクルスに限らず新しい魚を導入する場合はちゃんと水合わせをしてから導入してください。
魚の入っている袋を水槽に浮かせて水温を調整させる方法がありますが、それでは水温は同じにできても水質を合わせることはできません。安全に導入するためには、1度バケツなどにオトシンクルスを袋の水ごと移して、少しずつ水槽の水をバケツに足していくのがオススメです。
エアーチューブを使って水槽の水を少しつづバケツに移していけば安全に魚を導入することができます。エアーチューブからは1秒間に2滴ぐらい水がでるように調整しましょう。
エアーチューブの片側を軽く結べば出てくる水の量を調整することができます。
しっかりと水合わせをしてから水槽に導入しないと、体調を崩してしまいその後すぐに死んでしまうことがあります。なので、オトシンクルスを飼育する際はしっかりと水合わせをするようにしましょう。水合わせのやり方とは?熱帯魚の水合わせの方法を2つ紹介!!
飼育密度を守る
オトシンクルスを飼育する場合は飼育密度をちゃんと守って飼いましょう。オトシンクルスは水槽内に発生するコケを食べます。オトシンクルスをたくさん飼うと、すぐにコケが無くなってしまうので飼育が大変になります。
水槽の環境にもよって、発生するコケの量は変わりますが、60㎝水槽の場合は1匹か多くても2匹ぐらいにしておくと飼育が楽です。
飼育密度と言われると、水質の悪化を考えてしまいますが、オトシンクルスの場合は水質の悪化よりも、コケが無くなってしまう方が大変です。
コケが無くなってしまうと、餌付けをしたり新しく餌を用意したりしなければいけなくなります。苔がなくなる前に人工餌に慣れさせる必要があるので、飼育密度が高すぎると人工餌に餌付く前に餓死してしまうことがあります。
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適切な水温と水質を維持する
最初にも紹介しましたが適切な水温と水質を維持することが、熱帯魚を飼育する上で1番大切です。短時間で急激にpHや水温が変化してしまうとストレスを感じて病気になってしまったり、最悪の場合死んでしまうことがあります。
オトシンクルスは15度ぐらいの水温でも生きていくことはできますが、15度を下回ると体調を崩してしまいだんだんと弱ってしまうので水温が下がらないようにしてください。
オトシンクルスを飼育する場合はヒーターとサーモスタットを用意して、水温が安定しているか毎日チェックしましょう。水温が下がってくると白点病になってしまうことがあるので、年間を通して25度前後で安定させてください。
pHは7前後の中性付近で保っていれば問題ありません。オトシンクルスは弱酸性を好みますが、対応する水質の幅も広いので中性で安定させる方が楽だと思います。
先ほども紹介しましやが急激な水質の変化や水温の変化には弱いので、導入時以外にも水換えをする際は水温や水質が急激に変化しないように注意してください。
水換えの時などに急激に水温が変化してしまうと病気になることがあるので気をつけて下さい。オトシンクルスを飼いたいって人にオススメのオトシンクルスの仲間を紹介
しっかりと餌付けをする
オトシンクルスを飼育する際に特に注意しなければいけないのが餌付けです。
オトシンクルスは苔を食べてくれるので、コケ掃除要因として飼育されることが多いですが、飼育しているとコケを食べ尽くしてしまい餓死してしまうことが多いです。
なので、オトシンクルスを飼育する場合は人工餌に餌付けさせる必要があります。オトシンクルスが人工餌を餌だと思うまで時間がかかってしまい餓死してしまうことがあるので、お迎えしたら早めに餌付けをするようにしましょう。
オトシンクルスにオススメの人工餌はキューリンから出ているプレコです。プレコ用の人工餌で草食性の餌なのでオトシンクルスの飼育にオススメです。
人工餌を食べない場合は冷凍の赤虫や一度茹でてアクを抜いた葉野菜を与えるのもオススメです。ただ、赤虫や葉野菜は食べ残しがあると水質が悪化してしまったり、農薬が付いていると水質を悪化させます。赤虫や野菜を与える際はしっかりと食べ残しを取り除き水質が悪化しないようにしましょう。
餌を食べられていないとお腹が凹んでくるので、お腹をよく観察するようにしてください。ガラスに張り付いているオトシンクルスのお腹を確認すると餌が食べられているかどうかをチェックすることができます。
同じ草食性の強い生体と飼育していると餌を取られてしまうことが多いです。プレコやエビ類と混泳させていると餌を取られてしまうことが多いので注意してください。
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