ミナミヌマエビの繁殖は簡単?ミナミヌマエビの繁殖方法を紹介!!

2016年4月2日

ミナミヌマエビの繁殖は簡単?ミナミヌマエビの繁殖方法を紹介!! 

ミナミヌマエビ

ミナミヌマエビはヤマトヌマエビと同様に様々な熱帯魚と一緒に飼育されることがあるエビです。飼育がしやすくて繁殖もしやすいので、初心者の方でも飼っていて楽しいペットです。ただ、寿命が1年ほどなので飼育する際は繁殖するようにしっかりと飼育環境を整えましょう。今回の記事ではミナミヌマエビの繁殖方法を紹介します。

エビは寿命が短く、自然界では1年ぐらいしか生きないので飼育し続ける為には繁殖させることが欠かせません。

繁殖がうまくいかなければ、一年後には寿命で死んでしまうので、長くミナミヌマエビを飼いたいと思う場合には繁殖出来るように飼育環境を整えることが大切です。

ミナミヌマエビは放っておいても繁殖することがあるぐらい繁殖させるのが簡単ですが、飼育環境が悪いと繁殖しない場合があります。

今回の記事では、ミナミヌマエビの繁殖方法を紹介するのでミナミヌマエビを買ってみたいと思う人はぜひ読んでみてください。

それではミナミヌマエビの繁殖方法を紹介します。

ミナミヌマエビの生態について

ミナミヌマエビは日本以外にも中国や朝鮮半島に生息しているヌマエビです。

体調は3〜4cmほどと小さく流れの緩い川や池などに生息しています。水草が生い茂っているような隠れ家の多い場所に生息しています。

野生下での寿命はだいたい1年ほどと言われています。飼育下では少し長くて2年ほど生きることもあります。雑食性なので、様々な餌を食べることができ、色々な熱帯魚と飼育することができます。

大人しい熱帯魚とであれば問題なく繁殖させることも可能です。

ヤマトヌマエビよりも体長が小さいので、水草を食べることも少なく、混泳している他の生体に悪い影響もほとんどありません。

なので、水草水槽との相性がいいヌマエビです。ミナミヌマエビを飼育しよう!!ミナミヌマエビの飼育方法を紹介!!

ミナミヌマエビの一生について

ミナミヌマエビの一生は春から夏ごろに産まれて、次の春〜夏ごろに交配して産卵をします。産卵を終えたミナミヌマエビは秋頃に一生を終えます。

ミナミヌマエビの寿命は1〜2年ほどと短いので、成体のミナミヌマエビを購入するとすぐに死んでしまうことがあります。

ミナミヌマエビの繁殖について

ミナミヌマエビのオスとメスの見分け方

ミナミヌマエビの繁殖は簡単ですが繁殖させるためにオスとメスのミナミヌマエビを一緒に飼育しないと当たり前ですが繁殖することはありません。

ミナミヌマエビは体長が小さいので見分けるのは難しいですが尻尾の裏を見るとオスとメスを見分けることができます。ミナミヌマエビの尻尾の裏にはひだがあります。これが長いとメスで、短いとオスという風に見分けることができます。

他にも腹部がふっくらとしていて丸みがあるのがメスでまっすぐなのがオスとい見分け方や触覚が体長に比べて長い方がオスという見分け方もあります。

また、オスよりもメスの方が大きいので、体長を見てなんとなくオスとメスを見分けることができます。

ミナミヌマエビの抱卵について

ミナミヌマエビは繁殖させるためにはまずは抱卵してもらわなければいけません。

ミナミヌマエビの飼育は簡単なので、水温さえちゃんと適温にしていれば勝手に抱卵してくれます。ミナミヌマエビの卵は黒くて小さい粒で、産卵が近づいてくると茶色っぽくなったり黄色っぽくなります。

お腹の下にたくさんの卵をつけるのでお腹が黒くなっている場合は良く確認してみてください。

繁殖に最適な水温について

ミナミヌマエビを飼育する場合は水温を20度前後で安定するようにしましょう。

屋内で飼育している場合は水温が安定しやすいので、特にヒーターを設置していなくても勝手に繁殖してくれます。ただ、確実に繁殖させたい場合はヒーターとサーモスタットを用意して水温を安定させるようにしましょう。

屋外で飼育する場合は夏場が水温が上がりすぎてしまうことがあるので、日陰に設置して水温が上がりすぎないように注意してください。ミナミヌマエビを飼育するときの理想の水温を紹介!!

ミナミヌマエビの繁殖がうまくいかない場合

普通に飼育していれば繁殖することの多いミナミヌマエビですが、飼育環境によってはなかなか増えていかないことがあります。

簡単にミナミヌマエビの繁殖が上手くいかない時に試して欲しいことを紹介します。

1、ミナミヌマエビだけで飼育する

絶対に繁殖させようとおもったら、ミナミヌマエビだけで飼育するのが良いと思います。

メダカなどの小型の熱帯魚と一緒にミナミヌマエビを飼育している人が多いと思いますが、小型の熱帯魚にとってはミナミヌマエビの稚エビはご馳走なのですぐに食べられてしまいます。

水草がしっかり設置してあってミナミヌマエビの隠れ家がちゃんとあれば何匹かは生き残ることができますが隠れ家がなかったり飼育しているミナミヌマエビが少ないとちゃんと繁殖させることができません。

メダカなどの小型の魚と一緒に飼育しながらミナミヌマエビを繁殖させようと思ったら、20匹ぐらいのミナミヌマエビを一緒に飼育するのが良いでしょう。

20匹ぐらい入れて、ちゃんと水草を設置してミナミヌマエビの隠れ家がを用意してあげれば、何匹かの稚エビは生き残るので繁殖させることが出来ます。

色々な魚と混泳させていると繁殖しないことがあるので、確実に繁殖させようと思ったらミナミヌマエビ専用の水槽を作ってあげてください。

2、水草を設置する

先ほども書きましたが、ミナミヌマエビを繁殖させるためには水草を設置しましょう。

ウィローモスやアナカリスといった水草がオススメです。

ウィローモスを設置しておけば稚エビの隠れ家になります。ウィローモスはミナミヌマエビの餌にもなるのでオススメです。

ウィローモスは成長が早いのでミナミヌマエビが食べてもすぐに成長してくれます。経済的で管理も簡単なのでウィローモスをオススメします。

3、水質の変化に気をつける

ミナミヌマエビを繁殖させる場合は、水質の変化に気をつけてください。

ミナミヌマエビは水質が急激に変化するとストレスを感じて脱皮をしてしまうことがあります。

ミナミヌマエビのメスは卵をお腹に抱えているときは脱皮しないのですが、水質が急激に変化するとストレスで脱皮してしまうことがあります。

卵を抱えているときに脱皮してしまうと卵がお腹から離れてしまいちゃんと孵化しなくなってしまうので注意してください。

水質を安定させるにはなるべく大きな水槽で飼育するのがオススメです。飼育水の量が増えればそれだけ水槽が安定します。

水質が悪化してもゆっくりと悪化するのでミナミヌマエビがストレスを感じることはありません。

プラケースでも繁殖させることが出来ますが、水質や水温が変化しやすいので安全に繁殖させる場合は45センチ水槽などの少し大きめの水槽で飼育するのがいいと思います。

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