ミジンコを繁殖させよう!ミジンコを簡単に採取する方法と繁殖方法を紹介!!
ミジンコは餌としていろいろな魚に与えられます。プレコなどの飼育にもとても役に立つのがミジンコです。プレコが産卵して卵が孵化をしたら、稚魚を育てるためミジンコは欠かせません。今回の記事では、ミジンコを採取する方法とミジンコの繁殖方法を紹介します。
プレコを繁殖させようと思う人や、稚魚を育てようと思う人は稚魚用の餌を用意しておく必要があります。ブラインシュリンプを孵化させておくのも一つの手ですが、稚魚の種類によっては口が小さくてブラインシュリンプを食べることができないのでミジンコを繁殖して与える必要があります。
ミジンコの場合は採取するのはそれほど難しくないし、繁殖させるのもそれほど難しくありません。
これから稚魚を育てようと思う人や、メダカなどの小さな魚を飼育している人はミジンコを採取して繁殖させるのがいいと思います。
今回の記事では、ミジンコを採取する方法と繁殖方法を紹介するので、興味がある人はぜひ読んでみてください。
ミジンコとは
ミジンコは学校の授業でも観察のたまに使われている身近なプランクトンです。ミジンコの体を横からみた顕微鏡写真を学生の時に見たことがある人も多いと思います。
熱帯魚の餌では、タマミジンコとケンミジンコとカイミジンコの3種類がよく使われます。中でもタマミジンコが熱帯魚の餌にもっとも適していると言われています。
ケンミジンコとカイミジンコはタマミジンコに比べて殻が硬いので、稚魚によってはうまく食べることができない場合があります。水槽に餌以外のミジンコを入れたくない場合はあらかじめ取り除くのがいいと思います。
見た目で判断するのは難しいですが、ミジンコは種類によって動きが違いので、取り除く場合は動き方を観察するようにしましょう。タマミジンコのは体が丸くて動き方が縦に跳ねるように動きます。そっれに対してケンミジンコは少し滑らかに動いて体はエビのような形をしています。カイミジンコが動いきが小刻みで体も黒いので見分けやすいと思います。
餌として使うときはタマミジンコだけスポイトで吸い取って選別して、タマミジンコだけで繁殖させるようにしましょう。
ミジンコは田んぼや沼などの浅瀬に生息しています。川にも生息していますが流れが早いと採取するのが難しいので、ミジンコを採取する場合は流れの緩やかな場所を探してください。
ミジンコの卵は耐久卵と呼ばれていて、とても乾きに強いです。渇きに強いので、ミジンコの卵は風に乗って遠くの水田や沼などに飛んで生きます。なのでベランダに水を溜めたバケツをおいておくとミジンコが湧く場合もあります。
ミジンコを採取するためにミジンコを見つける
ミジンコを採取しようと思ったら、まずはミジンコを見つけましょう。
ミジンコは結構どこにでもいますが、たくさん捕まえようと思ったらミジンコがよくいる場所を見つける必要があります。
ミジンコがよくいる場所は、水草が浮いている池や池や川の近くに有る水溜りです。水辺近くの水溜りには高確率でミジンコがいます。
透明の水よりも少し濁っている水の方がミジンコは多く生息しています。水草が水面に浮いていたり、池の水が少し緑っぽくなっている池を探しましょう。
ミジンコがたくさん生息しているところには、それだけ水生昆虫もたくさん生息しています。ミジンコは田んぼなどにも多く生息しているので、近くに田んぼや池がある人は見に行ってみましょう。
ミジンコはある程度の数で集まっているので、ミジンコがいる場合はすぐにわかると思います。ただ、ミジンコは池の底にいることもあるので見えない時もあります。
日の出の前後や日の入りの前後は水面に浮いてくるので見つけやすくなると思います。
田んぼなどにミジンコを探しに行く時には農薬には注意しましょう。田んぼの水には農薬が入っていることがあります。農薬が入っていると他の生物が死んでしまうことがあります。特にエビなどの小さい生物を飼育している場合には注意が必要です。
ミジンコを採取する方法
ミジンコがいる場所を見つけたらミジンコを採取しましょう。
ミジンコを見つけることができれば、採取は簡単です。ただ、網でミジンコをすくうだけで採取することができます。
ただ、どこにミジンコがいるのかわからないと採取するのが難しくなります。日の入りの前後や日の出の前後だったらミジンコを目視で確認することができますが、その時間を逃すと目視で確認することができなくなります。
日の出と日の入りの時間に池や田んぼに行けない場合は夜に懐中電灯を持って行きましょう。
懐中電灯で水面を照らしているとそこにミジンコが集まってきます。ミジンコが集まってきたら、網を使ってすくってください。
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目が荒い網だとミジンコがちゃんと取れないので、目の細かい網を用意していきましょう。お風呂に浮いている垢を取ったりする網がホームセンターなどで売っています。
そういった網の方が目が細くて使いやすいので、ミジンコを採取しにいくなら、1度探してみてください。
ミジンコを探すのが面倒な場合は購入するのがいいと思います。ミジンコはネットでも販売されているので、近くにミジンコが生息していない場合はそういったものを利用するのがいいと思います。
ミジンコは農薬に弱いので、田んぼに採取しに行く場合は農薬が巻かれる前に生きましょう。自宅近くに田んぼなどミジンコを採取することができる場所がない方は、ミジンコの卵を購入するのがいいと思います。
ミジンコの卵は種類によって分けられているので、ミジンコを選別する必要がありません。ミジンコ用の餌などがセットになって販売されている、ミジンコ飼育キッドも販売しているので、採取が面倒な場合はそういったキットを使うのがいいと思います。
ミジンコの繁殖方法
ミジンコを採取したらバケツやプラケースなどに入れてエアレーションをかけておきましょう。ミジンコも水中の酸素濃度が下がってしまうと酸欠になって死んでしまいます。
水槽にコケが生えてきて水槽内の酸素濃度が上がればエアレーションもいらなくなりますが、最初はエアレーションをかけておくのがいいと思います。
あまりエアレーションが強くて水流が強くなるとミジンコは死んでしまうことがあるので、気をつけてください。エアレーションの強さを調整するには、エアー調整用のバルブを購入しておきましょう。
ミジンコは少ない数でも増えてくれるので、初めてでも簡単に育てることができます。ただ、全滅するのもすぐなので、ミジンコを増やす場合は一つの場所で育てるのではなく、株分けしておくと全滅を防ぐことができます。
また、ミジンコはカルキにも弱いので、ミジンコを繁殖する場合はしっかりとカルキ抜きをした水を用意しておきましょう。カルキがちゃんと抜けていないとあっという間に全滅してしまうので注意してください。
ミジンコの飼育に必要なもの
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ミジンコを飼育する場合にはミジンコをバケツかプラケースに園芸用の培養土か昆虫マットを入れて、エアレーションをかけて飼育してください。
ペットボトルでも繁殖することはできますが、水量が少なく繁殖できる数も少ないので、餌としてコンスタントに使うことはできませんが、稚魚の餌として一次的に使うのであればペットボトルがオススメです。
ペットボトルにミジンコとカルキ抜きした水とドライイーストなどを入れておきましょう。1日1回チャップを開けて水を攪拌させるのを忘れなければ全滅することはないと思います。ただ、稀に酸欠で全滅してしまうこともあるので注意してください。
ミジンコを安定的に増やす場合は。プラケースに培養土を入れて、その中にカルキを抜いた水を入れます。一晩置いておくと培養土が底に沈みます。この中にエアレーションをかけてミジンコを飼育します。
培養土や昆虫マットを入れておくと、中に微生物が繁殖するので、それを餌として勝手にミジンコが増えていきます。この時の、微生物だけでは餌が足りないようであれば、イースト菌や小松菜の粉末などを与えるようにしましょう。
日の当たる場所に設置しておくと、苔が発生して植物性のプランクトンが増えます。植物性のプランクトンもミジンコの餌になるので、プラケースは日の当たる場所に設置しておきましょう。ただ、あまり水温が上がってしまうとミジンコが死んでしまうので、夏場や水量の少ない環境でミジンコを育てる場合は水温が上がりすぎないように注意しましょう。
ミジンコは過密状態になると繁殖しなくなります。大量にミジンコを育てたい場合は少し大きめの水槽をしょうするのでがいいでしょう。少し大きめの水槽であれば、水質も安定させやすいし、過密状態にもなりづらいので、たくさんのミジンコを育てることができます。
ミジンコは環境が安定すると爆発的に増えます。なので焦らずにまずはミジンコが繁殖しやすい環境を作るようにしましょう。
ミジンコの餌
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ミジンコを増やすためには餌が必要です。ミジンコの餌にはドライイース、小松菜の粉末、グリーンウォーターが使われます。ミジンコは植物性のプランクトンを食べるので、小松菜の粉末じゃなくても植物性の粉末であれば大体食べます。
水質が安定すれば、日光に当てているだけで植物性のプランクトンが発生するので餌を入れなくてもミジンコを育てることができます。ドライイースはプランクトンの餌にもなるので、プランクトンが増えてミジンコの餌が増えます。
ミジンコを育てる時は、3〜7日に1回ぐらい少量餌を与えるようにしましょう。メダカなどを飼育していれば、グリーンウォーターを安定的に集めることができると思います。グリーンウォーターを安定的に集めることができる場合はグリーンウォーターで飼育するのが簡単です。
ミジンコは環境さえ整えば簡単に増やすことができます。餌として熱帯魚に与えても、食べ残しが水質を悪化させることもないので、熱帯魚用の餌としてもとてもおすすめです。コリドラスなどの稚魚を育てる場合にも使い勝手がよくてオススメなので、ぜひミジンコを育てて増やしてみてください。
ミジンコの繁殖方法はこちらの記事で詳しく書いているので、ミジンコを繁殖させようとしていて、死んでしまわないようにちゃんと飼育しようと思う場合はこちらの記事を読んでみてください。ミジンコを繁殖させるにはどうすればいいの?ミジンコの繁殖方法を紹介
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