ミジンコは鶏糞を使えば簡単に増やせる!鶏糞の使い方を紹介!!

2019年11月2日

ミジンコは鶏糞を使えば簡単に増やせる!鶏糞の使い方を紹介!!

ミジンコはメダカの餌や熱帯魚の稚魚の餌として使われることが多いです。インフゾリアのように食べ残しが水槽の水を悪くすることもないので使いやすい餌です。ミジンコは鶏糞があれば簡単に増やすことができます。今回の記事では鶏糞を使ったみじんこの増やし方を紹介します。

ミジンコは熱帯魚の餌やメダカの餌として使用されることが多く、ペットショップで販売していることもあります。

池や田んぼにも生息しているので、自分で捕まえて繁殖させることもできます。繁殖は簡単でみじんこを栄養価の高い水で飼育したり餌を与えるだけで勝手に増えていきます。

中でも鶏糞を使うこと簡単に繁殖させることができます。

今回の記事では鶏糞を使ったみじんこの増やし方について紹介するので、ミジンコを繁殖させてみたい方はぜひ読んでみてください。

ミジンコを繁殖させよう!稚魚の餌に最適なミジンコの繁殖方法を紹介!!

ミジンコについて

マルミジンコ

ミジンコは田んぼや池などに生息している身近なプランクトンです。

甲殻類に分類されているカニやエビの仲間になります。体長は小さくておよそ2ミリほどになります。体長は小さいですが、肉眼で見ることができるので、水面をよく観察するとミジンコがぴょんぴょんと泳ぐ姿を見ることができます。

ミジンコにはマルミジンコ・ケンミジンコ・カイミジンコの3種類がいます。

餌としてよく使用されるのがマルミジンコです。

餌としてのミジンコについて

プランクトンはアクアリウムでは稚魚の餌としてよく使用されています。活き餌の方が食いつきもいいので、稚魚を健康に飼育することができます。

稚魚の餌としてよく使用されているブラインシュリンプは成体になると1cmほどまで成長しますが、ミジンコは成長しても2ミリほどまでしか成長しないので、ストック中に成長してしまっても餌として使用しやすいです。

また、乾燥餌やブラインシュリンプは食べ残しがあると水中で腐ってしまい、水質を悪化させてしまいます。ミジンコは水槽の中でも生きることができるので、水質を悪化させることがなく使用しやすい餌です。

ただ、ミジンコを大量に入れてしまうと、ミジンコが大量に酸素を消費してしまうので、水槽内が酸欠になってしまうことがあるので気をつけてください。

ミジンコはどうやって増える?

ミジンコは単為生殖という方法で繁殖します。

単為生殖とはメスが単独で子孫を残すことができる生殖方法で、オスが必要ないので効率よく子孫を増やすことができます。

普段はメスだけ子孫を残し、子供もメスしか生まれませんが、ミジンコが増えすぎたり生息環境が悪化するとオスを産む様になり、オスとメスの間で耐久卵という受精卵を産みます。この耐久卵は名前の通り環境が改善するまで卵のまま耐久して環境がよくなったら発生が進みミジンコが生まれます。

鶏糞を使ったミジンコの繁殖方法

鶏糞を使えばミジンコは簡単に繁殖させることができます。

バケツなどの飼育容器に鶏糞を少量入れて、そこに飼育水を入れた環境で飼育することでミジンコを繁殖させることができます。

ミジンコは自分よりも小さなプランクトンを食べて成長します。鶏糞はアンモニが含まれていたりプランクトンの成長に必要な栄養素が多く含まれています。

なので、飼育水の中に鶏糞を入れておくだけで、水の中にプランクトンやバクテリアが繁殖してそれをミジンコが食べます。

鶏糞を入れて一晩ほど放置すると烏龍茶のような色になります。さらに1週間ほどすると様々なバクテリアやプランクトンが繁殖しているので、1週間ほど日光の当たる場所に放置してください。

1週間ほど経ったらミジンコを入れて飼育すれば勝手に増えていきます。

この時増え過ぎてしまうと酸欠になってしまい全滅してしまうことがあるので、増え過ぎに注意してください。ある程度増えたら違うケースに移すようにしましょう。

鶏糞の量について

ミジンコはペットボトルでも繁殖させることができ、2リットルの水に対して3〜5gほどの鶏糞を入れてください。あまり入れすぎると水質が悪化してしまい水が腐ってしまうことがあるので気をつけてください。

上澄みがウーロン茶ほどの濃さになるのが丁度いいです。

鶏糞を使うときの注意点

まず臭いです。

近隣の方の迷惑になってしまう可能性もあるので、鶏糞を使ってミジンコを繁殖させる場合は迷惑にならないように注意してください。

匂いが気になる場合は鶏糞ではなくクロレラ水を使うかペットボトルを使用するのがいいと思います。クロレラ水でも簡単にミジンコを繁殖させることができます。

ペットボトルで繁殖させる場合は鶏糞で作った飼育水にミジンコを入れて、2日に1回ぐらいペットボトルの蓋を開けて軽く振って、さらに蓋をしめたのちに上下が撹拌するように軽く振ってください。

これだけでミジンコを繁殖させることができ、匂いも蓋を開けたときだけなのでそんなに気になりません。

ただ、この方法だと日光が当たり過ぎてしまうと水温が高くなり過ぎてしまうので、直射日光の当たり過ぎには気をつけてください。

ペットボトルでもミジンコはすぐに増えてしまいます。増え過ぎたら株分けをして新しく鶏糞で作った飼育水を足すようにしてください。

鶏糞は入れすぎると水質を悪化させてしまったり、中で腐ってしまうことがあります。

なので、安全に鶏糞を使って繁殖させたい場合は鶏糞を入れて一晩置いて、飼育水が烏龍茶のような色になったら、飼育水の上澄みだけ使用するか鶏糞を取り除くのがいいと思います。

ミジンコの餌について

鶏糞の他にも様々な餌を与えることができます。

鶏糞の他にはグリーンウォーターやドライイーストなどを与えて飼育することができます。ドライイーストはスーパーでも販売されていて100円ほどで購入することができます。

グリーンウォーターは植物性プランクトンが豊富な水のことを言います。グリーンウォーターはバケツなどに水を入れて、日向に置いておけが簡単に作ることができます。

鶏糞のニオイが気になる場合はグリーンウォーターやドライイーストを使ってミジンコを増やすのがおすすめです。

ミジンコの餌は何がいい?ミジンコの繁殖にオススメの餌を紹介!!