プレコを飼うときに気をつけて欲しい水槽の選び方を紹介

2014年12月3日

プレコを飼うときに気をつけて欲しい水槽の選び方を紹介 

インペリアルタイガープレコ

プレコを飼育する場合は水槽選びに注意が必要です。水槽は飼育する熱帯魚の種類や数によって選ぶことが多いですが、プレコを飼育する場合は他にも大切なことがあります。今回の記事では、プレコを飼うときに気をつけて欲しい水槽の選び方を紹介します。

プレコを飼うとき場合は、水槽の中のレイアウトも大切ですが、水槽の素材やサイズなどをしっかりと選ばなければいけません。プレコを飼い始めて、水槽を購入しようと思っている人はぜひ読んでみてください。

それでは、プレコを飼う場合の水槽の選び方を紹介します。

プレコ用水槽の選び方について

それではプレコを飼育する際の水槽の選び方について紹介します。

プレコは比較的飼育しやすい熱帯魚ですが、飼育する際はプレコの生態に合った水槽を選ばないと水槽がすぐに使えなくなってしまったり、プレコを健康的に育てられないことがあるので注意してください。

水槽の素材について

プレコを飼育する場合には、絶対にガラス水槽を選んでください。

水槽にはアクリル水槽とガラス水槽があります。アクリル水槽はガラス水槽に比べて、軽かったりガラス水槽に比べて値段が安いので大型魚を飼育する場合によく使用される水槽です。

ですが、アクリル水槽はガラス水槽よりも柔らかいので、キズがすごくつきやすい特徴があります。普通の魚を飼育する場合はアクリル水槽で何の問題もありませんが、プレコを飼育する場合には問題が発生します。

プレコは水槽や流木に吸盤の様な口で吸い付いて、水槽のコケや流木を食べます。プレコの歯は以外に固く、流木なんて簡単に削りとることができます。

アクリル水槽でプレコを飼育すると、プレコの歯で水槽の表面を削り取られてしまいます。水槽にたくさんのキズがついてしまうと水槽の中が見づらくなってしまうのでアクリル水槽でプレコを飼うのはやめてください。

ガラス水槽であればプレコが張り付いたりしても傷がつくことはありません。

水槽のサイズについて

プレコを飼う場合は60㎝以上の水槽を選ぶのがオススメです。

プレコは意外に糞が多く、流木の食べカスも多いので水を汚します。小型のプレコなら1匹や2匹だけで飼育する場合は45cm水槽でも飼育することができますが、色々な魚と混泳させようと思う場合は60㎝以上の水槽が望ましいです。

60㎝の水槽であれば、小型プレコを4〜6匹一緒に飼育することができます。プレコは糞が多くて水を汚すので、飼育密度に余裕をもって飼育し、自然濾過が間に合うようにしましょう。

水量が多い方が水質は安定しやすいので、なるべく大きな水槽で飼育密度に余裕を持って水槽を用意しましょう。

水槽内で濾過が間に合わなくなると、すぐに水質が悪化してしまって頻繁に水換えをしなければいけなくなります。飼育密度に余裕をもって飼育してあげれば、水槽内で自然濾過ができるので水換えの頻度を減らすことができます。

セルフィンプレコやロイヤルプレコなど、サイズが大きくなる大型プレコの場合でも60㎝の水槽で飼育することができます。20㎝以上に大きくなった場合は60㎝水槽に1匹だけで飼育するようにしてください。

大型のプレコを混泳させたいと思う人は、なるべく大きな水槽を購入して混泳させるようにしましょう。プレコは大きくなると縄張り意識が強くなって気性が激しくなるので、小さな水槽に2匹のプレコを入れると、すぐにケンカをしてしまいます。

大きく成長するプレコを飼育する場合は単独で飼育するようにしましょう。水槽の選び方について!オススメの水槽と水槽の選び方を紹介!

濾過フィルターについて

水槽セットを購入する時は濾過装置のタイプをしっかり確認してから購入するようにしてください。プレコを飼育する場合はベアタンクで飼育するのが一般です。

ベアタンクで飼育するには底面濾過は向きません。水槽セットを購入する場合は外部フィルターか、上部フィルターのセットを選ぶようにしましょう。。

水槽セットを購入する時は、どんな濾過装置がついているのかしっかり確認してから購入してください。

ベアタンクで飼育すれば掃除がすごく楽になります。プレコは意外に糞が多かったりするのですぐに水槽を汚して水質を悪化させてしまいます。ベアタンクで飼育すればプロホースを使って水槽の端に溜まったゴミを吸い取るだけで水槽をキレイに保つことができます。

掃除することを考えるなら、底砂は入れない方がいいので底面フィルターは避けるようにしましょう。

レイアウトについて

プレコを飼育する場合は流木を忘れないで入れましょう。

プレコはコケの他にも流木の表皮をかじって食べます。プレコは種類によっては体内に食べた流木や倒木など分解して栄養に変えてくれる微生物を持っています。

流木を入れておくことで、プレコの隠れ家になるだけでなく、餌にもなるので流木を入れてください。

また、混泳させる場合はプレコの隠れ家を多く作ってください。プレコマンションやプレコシェルターという名前で販売されています。プレコはおとなしい性格をしていますが、プレコ同士を混泳させていると喧嘩をしてしまいます。

喧嘩をしてストレスが溜まってしまうと餌を食べなくなることがあるので、隠れ家を多く作ってお互いに縄張りがもてるようにしましょう。プレコを飼うなら掃除が簡単なレイアウトにしよう!掃除が楽になるレイアウトを紹介

プレコはどのぐらい大きくなる?

セルフィンプレコ

プレコは意外に大きくなります。

熱帯魚ショップでよく販売されているセルフィンプレコは最大で50cmほどまで成長します。50cmほどまで成長することを考えると水槽のサイズは最低でも90cm、理想を言えば120cmほどの水槽が必要になります。

セルフィンプレコは水槽のコケ掃除役として飼育されることが多いですが、大きく成長することとアクリル水槽で飼育することができないことを知っておきましょう。

45cm水槽で飼育しているとすぐに水槽が手狭になってしまうので気をつけてください。

45cm以下の水槽で飼育する場合はタイガープレコやミニブッシープレコなどの小型のプレを飼育するようにしましょう。

混泳させる際の水槽のサイズについて

プレコ様々な熱帯魚と混泳させることができますが、プレコ同士を混泳させる場合は注意が必要です。

先ほども紹介しましたが、プレコ同士て混泳させていると喧嘩をしてしまうことがあります。プレコは喧嘩をするときは、相手に張り付き体液を舐めます。

舐めると言うと危険なイメージはないかもしれませんが、表皮に張り付きヤスリ状の口で体液を舐めるので、舐められた方のプレコは体力を消耗してしまいます。

また、ストレスが溜まると餌を食べなくなってしまうことがあるので、プレコ同士を混泳する場合はなるべく広い水槽で、隠れ家を多く作って喧嘩にならないように飼育しましょう。

プレコは大きくなると気象が荒くなり、喧嘩をすることも増えるので、セルフィンプレコやウルトラスカーレットトリムプレコなどを飼育する場合は単独で飼育しましょう。

どうしても混泳させたい場合は別に水槽を用意して、喧嘩が起きた場合はすぐに隔離できる環境を用意しておきましょう。プレコの混泳について!!混泳に向いている魚や混泳させる際の注意点を紹介!!

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