水槽のコケ取り生体は何がいい?タンクメイトにオススメの生体を紹介!!

2015年2月4日

水槽のコケ取り生体は何がいい?タンクメイトにオススメの生体を紹介!! 

茶ゴケ

熱帯魚の中には水槽のコケを食べてくれる生体がいます。水槽のコケを食べてくれる魚を水槽に入れていれば、水槽をいつも綺麗に保つことができます。今回の記事では、水槽のコケを食べてくれるタンクメイトにオススメの魚を紹介します。

熱帯魚を飼うと水槽の水換えや掃除など、やることが色々あって大変ですよね。水槽を立ち上げて2〜3週間ほどすると徐々に苔が生え始めてきます。

水槽の掃除の回数が減れば熱帯魚の飼育も楽になりますよね。水槽の掃除の回数を減らすには、水槽のコケを食べてくれる魚を一緒に飼育するのがオススメです。

今回の記事では、水槽のコケを食べてくれる、タンクメイトにオススメの魚を紹介します。

それでは、タンクメイトにオススメの魚を紹介します。

1、オトシンクルス

水槽のコケを1番食べてくれるのは、オトシンです。

オトシンクルスはコケ取り生体としても有名で、水草水槽などでもよく飼育されています。南米に生息しているナマズの仲間で流れのある川に生息しています。

オトシンは吸盤のような口で水槽のガラス面に張り付いて、ガラス面についているコケや水草についているコケを食べてくれます。

ガラス面に生える茶ゴケや水草に生える斑点状藻を食べてくれます。茶ゴケは軽く撫でれば取ることができますが、斑点状藻は時間がたつとなかなかの取れなくなってしまいます。

水草についた場合は擦って撮るのが大変になるので、水草水槽のコケ取りにはオトシンクルスがオススメです。オトシンクルスであれば水草を傷つけずにコケを取り除くことができます。

ただ、たくさん飼いすぎると水槽内のコケを全部食べてしまって、食べられる餌がなくなって餓死してしまうことがあるので注意してください。

45㎝水槽の場合は、オトシンを1匹入れていれば水槽のコケを綺麗に食べてくれます。

1匹以上入れてしまうと、すぐにコケがなくなってしまって、オトシンはどんどん痩せていってしまいます。なので、水槽の大きさに合わせて飼う量を調整してください。

プレコ用のタブレット状の餌を与えて、餌付けすることもできますが、餌付けがうまくいかずに餓死してしまうことがあるので、最初は余裕を持って飼育しましょう。

オトシンの飼育になれてきて、餌付けができるようになってきたら、飼育する数を増やすようにしましょう。オトシンクルスの飼育方法は下記で紹介しているので、そちらも読んでみてください。

【オトシンクルスを飼おう!!】オトシンクルスの特徴と飼育方法を紹介!!

2、プレコ

プレコも水槽のガラス面についたコケを食べてくれます。

ただ、プレコはオトシンよりも歯が硬いので、アクリル水槽で飼育すると、アクリル水槽を傷つけてしまいます。小型のプレコだったらそんなに気にならないですが、大型のプレコを長い期間買っていると傷が目立ってきます。

水槽のタンクメイトとして飼育するなら、小型のプレコにしましょう。プレコは大きくなると気性が荒くなって他の魚と喧嘩をしてしまいます。

なので、水槽のタンクメイトとして色々な魚と混泳させる場合には、小型のプレコと一緒に飼育しましょう。タンクメイトとして飼うならブッシープレコがいいと思います。

ブッシープレコなら、他の魚と喧嘩もしないし、水槽のコケを食べてくれます。

セルフィンプレコもよくコケを食べてくれるますが、体長がブッシープレコなどの小型のプレコよしも大きくなります。

プレコには意外に大きく成長する種類がいるので、購入するときは体長がどのぐらいまで成長するのか確認してから購入しましょう。

また、プレコの中には、草食性の餌より肉食性の餌のほうが好きなプレコもいます。肉食性の餌が好きなプレコは水槽のコケは食べないので注意してください。プレコの魅力とは?熱帯魚初心者にオススメの小型プレコの魅力を紹介!!

3、コリドラス

コリドラスは水槽のガラス面についたコケは食べてくれませんが、水槽の底砂についたコケや餌の食べ残しを綺麗に食べてくれます。

底砂が大きすぎたり、底砂に角があったりすると、底砂を口に含むことがなくなってしまうので、コリドラスを飼育する場合は粒が小さくて丸っこい底砂を敷くようにしてください。

底砂に含まれる食べ残しを食べてくれると、水質が悪化しずらくなるので、水槽の水換えの頻度が少なくなります。

餌はあげなくても、他の魚にあげている餌の食べ残しを食べるので大丈夫ですが、あまりに痩せているようなら、プレコ用のタブレット状の餌を与えてください。

今回紹介したコケを食べてくれる魚は全て飼育が簡単なので、水槽のコケ対策として水槽のタンクメイトとしてぜひ飼ってみてください。コリドラスの飼育方法について!飼育する際の注意点やオススメの種類を紹介!!

4、サイアミーズ・フライングフォックス

タイやインドネシアなどの東南アジアに生息しているコイ科の熱帯魚です。

昔からコケ取り生体として飼育されることが多く、様々な熱帯魚と混泳されています。飼育が簡単で水質の適応範囲も広いので、初めてでも飼育しやすい生体です。

除去が大変な黒いヒゲ状のコケを食べてくれます。ソイルを入れた水草水槽では黒髭ゴケが発生することが多いです。成長が遅い水草や流木には黒髭ゴケが付きやすいので、成長の遅い水草をレイアウトする場合にはオススメの熱帯魚です。

飼育が簡単で人工餌もよく食べてくれますが、人工餌に慣れるとコケを食べなくなってしまいます。

5、ヌマエビ

ミナミヌマエビやヤマトヌマエビもコケ取り生体としてとても人気があります。

釣り餌としても使われるエビで、アクアリウムでは糸状コケや熱帯魚の餌の食べ残しを食べてくれるので、様々な熱帯魚と混泳されています。

ヤマトヌマエビは非常によくコケを食べてくれるので、水草水槽でよく飼育されています。ただ、ヤマトヌマエビは飼育しすぎると新芽を食べてしまうので入れすぎには注意してください。

ミナミヌマエビの場合はヤマトヌマエビよりも体長が小さいので、水草を食べることはほとんどありません。単独で飼育して入れば繁殖させることもできるので、飼っていて楽しい生体です。

エビの中でも丈夫な種類で、飼育も簡単なので初心者でも問題なく飼育することができます。猶存酸素量が低下すると落ちてしまうことがあるので、夏場水温が高くなる場合はエアレーションを入れるようにしましょう。ミナミヌマエビを飼育しよう!!ミナミヌマエビの飼育方法を紹介!!

6、貝類

石巻貝やサザエ石巻貝などもコケ取り生体として人気です。

東南アジアなどに広く生息している貝で、水槽のガラス面についているコケを食べてくれます。よくコケを食べてくれるので、ガラス面に苔がたくさん生えている方にオススメです。

体も丈夫で適応能力も高いのでそう簡単に死んでしまうことはありません。本来は汽水域に生息している貝ですが淡水でも問題なく飼育することができます。

ひっくり返ると起き上がることができないので、そのまま死んでしまうことがあります。もしひっくり返っている個体がいたら元に戻してあげてください。