水草のレイアウトについて!!水草をレイアウトするときのコツと注意点を紹介

2015年2月2日

水草のレイアウトについて!!水草をレイアウトするときのコツと注意点を紹介水草

水草を水槽にレイアウトする場合は注意しなければいけないことがあります。飼っている魚の種類によって、相性のいい水草があったり、どこに何を植えればいいかわからないことも多いと思います。今回の記事では、水草をレイアウトするときに注意してほしい3つのことを紹介します。

水草を水槽に入れるだけで、水槽の見栄えはすごくよくなりますよね。

ただ、水草を水槽に設置しても、すぐにバラバラになってしまったり、思ったように綺麗なレイアウトで水草を植えることができなかったりします。

水草をかっこよくレイアウトするには、飼育している熱帯魚との相性やどこに何を植えるかが重要になります。綺麗なレイアウトを作るにはいくつかルールがあるので、ルールを守って水草を植えることでカッコイイレイアウトを作ることができます。

今回の記事では水草をレイアウトするときに注意してほしいことを紹介するので、すぐに水草をバラバラになってしまう人や、ちゃんと設置できずに水面に水草が浮いてしまう人はぜひ読んでみてください

それでは水草をレイアウトするときに気をつけて欲しいことを紹介します。

水草初心者でも簡単!co2や肥料がなくても簡単に育てられる水草を紹介!!

綺麗な水草水槽の作り方

それでは簡単に綺麗な水草水槽の作り方について紹介します。

構図について

構図によって水槽の見た目は大きく変わります。

構図には3パターンあり、この構図を意識して水草や流木をレイアウトすることによって、綺麗なレイアウトを作りやすくなります。

構図には三角構図・凸構図・凹構図の3種類があります。構図についてはこちらの記事で紹介しているので、そちらも読んで見てください。かっこいいレイアウトを作ろう!アクアリウムの基本的なレイアウトテクニックを紹介!!

簡単に説明すると、三角構図が右上がりや左上がりにレイアウトを設置する構図、凸構図は真ん中を頂点に左右が低くなるようにレイアウトする構図、凹は真ん中が低くなっていて、左右が高くなっている構図です。

三角構図が1番作りやすいと言われているので、初めて水草水槽を作ろうと思っている方は三角構図がオススメです。

前景草・中景草・後景草について

熱帯魚

手前に植える水草を前景草、後ろに植える水草を後景草、その真ん中に植える水草を中景草と言います。

水槽のレイアウトは手前から奥に向かってレイアウトが高くなっている方が立体的になり奥行きが出てかっこいいレイアウトを作ることができます。

そのため、水槽内を大きく手前、中央、背景に分けて水草や流木などを設置します。

前景から光景になるについれて徐々に葉の細かい水草を使用することによって奥行きが出てかっこいいレイアウトを作ることができます。

背の低い水草が前景草、中くらいのものが中景草、背の高いものが後景草と呼ばれています。前景草は前景に、後景草は後景に配置した方が綺麗なレイアウトを作りやすいですが、あくまでも目安なので自分で考えながら楽しむのがいいと思います。

植える水草の種類について

植える水草の数が多い方が豪華で華やかな見た目になりますが、多すぎると乱雑で汚い印象になりやすいです。

初めて水草水槽を作る場合は植える水草の種類を抑えて水草をレイアウトするのがオススメです。

30cm水槽であれば水草の数は5種類ほど、45cm水槽であれば10種類ほどに抑えるようにしましょう。

水草の配色について

構図を決めたら配色もある程度決めておくのがおすすめです。

水草の配色は緑系の水草の明暗によって配色する方法と緑色と赤い色を混ぜた配色があります。水草の他にも流木や石などを設置すると様々な色がレイアウトされることになります。

色が増えることで配色のバランスが難しくなるので、最初は緑の明暗だけで配色するのがおすすめです。

なるべくアイテムを減らす

配色と同じでなるべく設置するアイテムを減らすことで綺麗なレイアウトが作りやすくなります。

石や流木を入れるだけで複雑な水景を作ることができますが、レイアウトを組むのが大変です。また、アイテムが増えることで配色のバランスが難しくなってしまうので、初めて石か流木どちらかだけを選んで配置するのがオススメです。

流木や石にも様々な種類があり、種類によって色合いが違うので、より簡単に綺麗な水景を作りたい場合は同じ色合いのものを使用する様にしてください。

人のレイアウトを真似する

最初は人のレイアウトの真似から始めるのが1番おすすめです。

色々な水草水槽の画像を見ながら自分が作りたいものに近いものを探して見てください。構図や配色について知ってから画像を見てみるとまた印象が違うと思います。

これなら自分でも作れるかもと思えるレイアウトを見つけて、育成が簡単な水草で再現してみてください。

水草をレイアウトするときの注意点

飼っている魚に合わせて水草を選ぶ

水草を水槽にレイアウトする場合は、飼っている魚に合わせて水草を選びましょう。

プレコを飼育している水槽に、モスなどの水草を設置しても全て食べられてしまいます。他にも、泳ぐのが早い魚を飼育している水槽に葉が細い水草を設置してしまうと、すぐにバラバラになってしまいます。

泳ぐのは早い魚を飼っている水槽に水草をレイアウトする場合には、水面に浮くような水草にするか、葉がしっかりしているアマゾンソードなどの水草にしましょう。

プレコなどの草食性の強い魚を飼育する場合もアマゾンソードなどの葉が丈夫な水草が良いと思います。葉が細かったり柔らかかったりすると草食性の強い魚を水草を食べてしまいます。

水草がバラバラになったりする人は水草と飼っている魚の相性が悪いのかもしれません。

丈夫にレイアウトする

水草がすぐにバラバラになる場合にはしっかりと丈夫に水草をレイアウトしましょう。水草をレイアウトするときは、底砂に埋めたりする人が多いと思います。

でも底砂をいじるコリドラスや早く泳ぎ回るような魚を飼育している場合は、底砂に水草を埋めているだけでは、すぐに外れて水面に浮いてきてしまいます。

なので、水草がすぐに浮いてきてしまう人や、水草がすぐにバラバラになる人は丈夫にレイアウトしてください。

水草がバラバラになったり、水面に浮いてきたりしないようにレイアウトするには、流木にくくりつけるか、吸盤にくくりつけて設置する方法があります。

流木にくくりつける方法

流木に水草をくくりつければ、水草が水面に浮いたりバラバラになったりすることはなくなります。

流木に水草をくくりつける方法は、ただ、釣り糸を使って流木にくくりつけるだけです。

水草を買うと付いている綿の上から釣り糸を巻いて、流木にくくりつけてください。これだけで十分丈夫になります。

水草の種類によっては活着と言って、水草や流木にくっついてくれます。流木や石などに活着させておくと水草を取り出すのも楽なので、簡単に水草を水槽に設置したい場合は活着されているものを購入するのがオススメです。活着水草は管理が楽!活着させることができる水草を紹介!!

成長の遅い水草を選ぶ

初めて水草水槽を作るなら成長の遅い水草を選ぶものがオススメです。

成長が早い水草は頻繁にトリミングをしなければいけないので、管理が大変になってしまいます。水草が伸びきってしまうと、光が当たらない場所ができてしまうので根元が枯れてしまうことがあります。

初めのうちは成長が遅く、育成が簡単なアヌビアスナナなどの水草がオススメです。成長の遅い水草をメインに使用することで管理がとても楽になります。

前景草はレイアウトしない

前景草を使うことで、芝生や絨毯の様なとても綺麗なレイアウトを作ることができますが、管理が大変です。

前景草は背が低く短いので管理が楽に思われがちですが、成長が早く、育成にはco2の天下が必要なので、育成難易度は高いです。

前景草を使うことで綺麗なレイアウトを作ることができますが、育成が大変になってしまいます。前景草を使うならある程度水草の育成に慣れてきてからがオススメです。